eバイク旅ノート Vol.103 eバイク日本一周43「夫婦日本一周ついにゴール!」

スポーツも運動も嫌いな超インドアな妻ヒロコ、還暦からeバイクに乗り始めた夫かんいちによる日本一周の旅。昨年は東日本を一周。今年は4月から西日本一周を目指して走り続けること約5か月、いよいよ旅のゴール(自宅・相模原市)が見えてきた。

DAY233「平湯でキャンプ&露天風呂」

バックを持って自転車と部屋を行ったり来たり、あわただしく出発の準備をしていると、庭のベンチに座る青年に目が留まった。話をするとカップルで長期旅行中。「実は彼女が昔自転車で日本一周をしていた時に出会ったんですよー」と嬉しそうに教えてくれた。しばらくすると彼女も現れ、自転車の旅やカップル旅あるある話に花が咲いた。

ふたりは「夫婦で自転車日本一周かぁ…… いいなぁ~」と羨ましそうに僕たちを眺めた。確かに日本一周を実現できる人はほんの一部、さらに自転車、60歳を越えた夫婦となると、かなり稀な存在だろう。いい意味でふたり共、変わり者だから実現できたのだと思う。そんな旅もゴールに近づいている。

今日の目的地は標高1300mにある『平湯キャンプ場』。広い森の中にある自然豊かなキャンプ場で、これまでオートバイツーリングで何度か泊ったことがある。距離は約40kmと近いが、高山からずっと上り坂が続くこと、またその先の安房峠を越えてもしばらく宿もないことから平湯泊りにした。

市街地を抜けるとすぐに上り坂が始まった。国道158号、丹生川町にあるコンビニが最後になるので、携帯用のパンやジュースを買っておく。徐々に民家もなくなり景色の緑が濃くなる。傾斜は緩やだがひたすら上り坂なので、ヒロコは疲労の色を隠せない。時々木陰で休憩を取ったり、水分補給を繰り返しながら、少しずつ標高を上げて行く。

どこまでも続く山道、景色はほぼ緑一色。自販機ぐらいあるかと思ったがひとつもない。ドリンクが底をついてきたところで『五色ケ原の森案内センター』なる看板が目に留まった。道から少し離れたところに建物がある。もしかしたら自動販売機があるかも、期待して横道に入って行く。販売機はないが、窓から中を覗くと受付でスポーツドリンクが売られていた。よかった。ヒロコを呼んでベンチで休憩にする。

地図を見ると峠の平湯トンネルまで2kmもなかった。よし、行こう、気合を入れて走り出すと、すぐにトンネルが見えてきた。長いトンネルを抜けて少し下るとドーンと視界が開け絶景が広がった。森の上を走る高架道、連なる山々……ため息が出るような景色。絶景のダウンヒル。グングンスピードが上がる、頬に当たる風が最高に気持ちがいい、これだから自転車旅はやめられない。

腹ペコだった僕たちは最初に見つけた『食堂あんき屋』に飛び込んだ。広い店内は太い柱と梁が延びていて、古民家のような雰囲気。場所柄、観光地価格かなと思ったがとんかつセット1000円、唐揚げセット950円など意外と良心的。実際食べてみると衣サクサク、中はジューシー、ボリュームもあり大満足のランチとなった。

お腹が落ち着いたところでキャンプ場の受付へ向かった。雨が降りそうなのでバンガローと思ったが満室、常設テントにした。肝心のバッテリー充電を聞くと「受付で1本100円です」と手慣れた返答。おそらくeバイクのサイクリストも時々来るのだろう。これで充電もOK。テントに荷物を入れて、自転車に跨りコンビニのあるバスターミナルへ向かった。

乗鞍や上高地などへ向かうバスの発着所なので、バス停の前は観光客がいっぱい。するとその中に知っている顔がいてビックリ。「お~っフラン!」「フジワラさん!」何と2日前に高山で別れたフランさんじゃないか。これで3度目の再会、本当に縁がある。フランさんは自転車を宿に預けて、バスで上高地へ行ってきたという。明日泊まる松本の宿を聞くと、またまた僕たちと同じ宿。「こんなこともあるんだね~」「本当、すごい偶然♪」3人で子供のように盛り上がった。

カップ麺とサンドイッチで簡単に夕食を済ませ、自転車で5分のところにある温泉施設『ひらゆの森』へ。ここは広い露天風呂が魅力で、大小様々な湯舟が7つもある。夫婦揃って一年中シャワーでOKなのだが、今回は別。開放感のある露天風呂でたっぷりのお湯に浸かり、芯までポカポカ。久しぶりの温泉で疲れた体を癒した。

宿泊地:岐阜県高山市平湯
走行距離:43.2km
総走行距離:9971.6km

飛騨国分寺
高山出発の朝に立ち寄った飛騨国分寺。本堂は室町時代の建築、境内には推定樹齢1250年の大イチョウ、飛騨地方唯一の三重塔がある
ピンク色の花
初めて見るピンク色の花が丘の上にたくさん咲いていた。自転車の旅は速度が遅いので、思わぬ出会いや小さな発見がたくさんある
国道158号
山道が続く国道158号、平湯温泉へ向かってひたすらペダルをこぐ。乗鞍へ続くルートとの分岐まで来た、峠の平湯トンネルまでもう一息
平湯トンネルを抜けた先の景色
平湯トンネルを抜けると絶景が待っていた。遠くに安房山、山の斜面に小さな平湯温泉スキー場、道の先に緑に囲まれた平湯温泉街が見える
食堂あんき屋の定食
平湯温泉の『食堂あんき屋』で食べた定食は美味しかった。高山からひたすら上り坂だったので超腹ペコ状態、ヒロコもペロッと完食だった
平湯キャンプ場で夕ごはん
平湯キャンプ場のサイトにある大きなテーブルで夕ごはん。カップ焼きそばとサンドイッチ、簡単な食事だが自然の中で食べるとおいしく感じる

DAY234「安房峠とトンネル地獄」

夜は蚊もいなかったし、涼しくて熟睡だった。朝のパッキングもテントの前に自転車があるので楽々。山の中なので騒音もないし空気もいい、改めて夏の山キャンプはいいなと思った。平湯から安房峠まで約9km。峠の標高は1790mなのでこれが日本一周、最高標高になる。

キャンプ場を出発、バスターミナルを過ぎるとひたすら上り坂が続く。ほとんどの車が自動車専用道路のトンネルで峠を越えるので、僕たちが走る国道158号は車も通らず静か。木々に包まれた山道をマイペースで進んで行く。木々が途切れると緑の山々が見える。ひと踏みひと踏み、かみ締めるようにゆっくり上って行く。

平湯から約1時間。抜けるような青空と板に書かれた安房峠の文字の文字が飛び込んでくる。「やったー!」「上り切ったぞ!」手を上げ、ヒロコと喜びを分かち合った。さらに進むと長野県に突入、その先はどこまでも続くダウンヒル。急カーブが連続するので気が抜けない。スピードが出過ぎていないか、ヒロコはついてきているか、バックミラーで確認しながら下って行く。

途中からトンネルを通ってきた車が合流、交通量が一気に増えた。さらにトンネルの連続。トンネルは狭く歩道どころか路肩もない、路面も荒れている。大型トラックがギリギリを抜いてゆくので冷や冷やする。緊張で肩がカチカチになる。奈川渡ダムまで来たところでようやく自転車が止まられそうなスペースを発見。道路を離れてひと休み、大きく深呼吸をした。

道の駅『風穴の里』で昼にしようと思っていたが、そそられるメニューもない。さらに人が多すぎて落ち着かないので先へ進むことにした。10kmほど下り、最初の町にあった台湾料理屋で昼ごはんにする。店内は地元のお客さんでいっぱい、まさに人気の町中華屋さんという感じだ。メニューが豊富で値段も手ごろ。どれにするか悩んだが、ニラレバ定食と豚キムチ定食を注文。ガッツリ食べてお腹を満たした。

松本の宿は古い民家をリノベーションしたゲストハウスだった。最近多いセルフチェックインスタイル。室内に入ると、あちこちにアートが飾られていてオシャレな雰囲気。荷物を整理して落ち着いたところで、自転車旅のフランさんも到着。「峠の上り坂きつかったね」「車が少なくてよかったわ」「でもあのトンネル大変だった」「暗くてトラックが怖かった~」自転車旅同志ならではのトークで盛り上がった。

洗濯をしてから松本城見学に出かける。日本に現存する十二天守のうち、5層6階の天守を持つ最古の城として知られる松本城。時間が遅いので外から眺めるだけだったが、黒と白のコントラストは見惚れるほど美しかった。今日はかなりのハードワークだったのでヒロコはお疲れモード。早目に切り上げ宿へ戻ることにした。

宿泊地:長野県松本市
走行距離:61.0km
総走行距離:1万32.6km

安房峠を目指して走る
この旅で最後の難関となる安房峠を目指して走るふたり。この旅でeバイクの乗り方を完全にマスターしたヒロコなら上り坂もラクラク?
この旅最高標高に到着
この旅最高標高(1790m)に到着! 去年の『三国峠』の時は数日前からナーバスになっていたのに、今はルンルン気分。すっかり逞しくなった
下りでの景色
下り坂になると自転車を止めるのが面倒になり、写真も撮らなくなってしまう。せっかくのきれいな景色の中を走っているので、記念に撮っておく
梓湖
山の中にある奈川渡ダム、梓湖を眺めるヒロコ。国道158号は狭くて長いトンネルの連続、緊張感で神経がすり減っていたのでいい休憩になった
なわて通りのカエル
松本市内のなわて通りのシンボルはカエル。通りの入口には巨大な『ガマ侍』、中程にある『カエル大明神』はパワースポットになっている
松本城
町の真ん中にある国宝『松本城』。始まりは戦国時代の永正年間に造られた深志城。長い歴史を持つお城で松本市のシンボルとなっている

DAY235「懐かしの諏訪湖」

数日前から毎日天気予報をチェックしているが、台風の影響から明後日以降はずっと雨マーク。当初の計画では日本一周最後の夜は富士山が見える『ふもとっぱら』でキャンプと思っていたが雨予報。残念だが最短距離で進むことにした。ということで今日は茅野、明日は甲府、そして明後日に相模原の自宅にゴールの予定。長かった旅も残り3日間となった。

国道19号を南下、広大な松本盆地を進んで行く、空が大きくて気持ちがいい。塩尻から国道20号へスイッチ。少し先にある道の駅『小坂田公園』で休憩にする。売店に入るとヒロコの好物、桃があった。節約旅行なので高価な桃は避けていたのだが、終わりも近いことだし食べようということになる。外のベンチに座り、桃をかじりながらグランドの高校生サッカーを見学。つかの間、夏休み気分を楽しんだ。

塩尻峠を越えて岡谷のコンビニに自転車を止めると男性グループから「これeバイクですか?」と声をかけられる。話をするとフィリピン出身の人たちで、長く日本に住んでいるという。数年前から自転車が趣味になり、今回は仲間たちと乗鞍高原のヒルクライムレースにエントリー。明日がレース本番!優勝します!など気合が入っている。みんな元気で明るいので話しているだけで明るい気持ちになった。レースを楽しんできて欲しい。

諏訪湖を目指して下って行く。市街地を抜けると目の前にドーンと湖が広がった。2年前にふたりでレンタルeバイクを借りて諏訪湖一周したことを思い出す。あの後ヒロコはeバイクを購入。そしていまは日本一周の途中、なんだか遠い昔の出来事のように感じる。2年前は工事中だったサイクリングロードも完成していた。きれいな道を走りながら、その時に行った蕎麦屋さんを思い出したので、行ってみることにする。

記憶を頼りに向かったが、意外にもお店はすぐに見つかった。腹ペコのふたりはお蕎麦と天丼のセットを注文。どちらも美味しく、お腹いっぱいになった。諏訪大社をお参りしてから、イラストレーターの仕事でお世話になっている会社のKさんを訪ねた。夜は茅野に来たらぜひ食べて欲しいと馬刺しをご馳走していただいた。ロース、ヒレ、カルビ…… 馬肉はどれも脂がサッパリしていて、ほのかな甘みがあってどれも美味しかった。お酒を飲みながら旅のことや仕事のことなどをおしゃべり、ゴールまでまだ2日あるが、日本一周達成の祝賀会のような、楽しい時間になった。

宿泊地:長野県茅野市
走行距離:50.km
総走行距離:1万82.6km

民家ハウスホステル
松本で宿泊した『MINKA HOUSE HOSTEL』は狭いながら駐輪場も完備。カップルで宿泊できるダブルベッドタイプのドミトリーもある
道の駅小坂田公園で買った桃
道の駅『小坂田公園』で買った桃を嬉しそうに食べるヒロコ。日本一周の旅では日本全国の名産、旬の果物野菜が食べられるのが嬉しい
フィリピンファミリー
岡谷市のコンビニで乗鞍高原のヒルクライムレースに参加するフィリピンファミリーに出会った。夫婦で日本一周中と聞き驚いていた
諏訪湖のサイクリングロード
新しくできた諏訪湖のサイクリングロード。歩行者のレーンと分離されているので安心して走ることができる。こんな道が全国にできたらなぁ
山佐屋
2年前にヒロコとレンタルサイクル(eバイク)を借りて諏訪湖を一周。その時と同じ店『山佐屋』でランチ。天丼とそば、どちらも美味です
Kさんと
茅野では仕事でお世話になっているKさんに初めて直接会ってご挨拶。美味しい馬刺しや宿泊場所などすっかりお世話になってしまいました

DAY236「47都道府県最後の山梨県へ」

夜は雷が光り、滝のような豪雨。一時はどうなるか心配したが、朝起きると雨はやんでいた。走り出すと夜に雨が降ったからか風が涼しい。国道20号で甲府へ向かう。緩やかな下り坂が続く、体力を使うことなくいい感じで距離が延びて行く。

道の駅『信州蔦木宿』で休憩にする。今日は日曜日、外で産直野菜を販売、野菜の詰め放題などのイベントしている。一角でゆうがおの味噌汁を配っていたのでヒロコがもらってきてくれた。飲むと温かく優しい味だった。道の駅を出ると山梨県に突入。これで47都道府県すべて訪問したことになる、後は自宅にゴールすれば日本一周は完結だ。

稲穂をつけた青々とした田んぼを横に見ながら進んで行く。北杜市を走っていると横の車からいきなり「ふじわらさん!」と声が飛んできた。顔を見ると知人のKさんだった。僕たちが走っている姿を偶然見つけUターン、声をかけてくれたらしい。嬉しい出会い、いいパワーをもらった。空を見ると西の方から大きな雨雲がこちらに近づいているのがわかった。雨が降る前に甲府まで行きたい、一気にペースを上げる。

雨に降られず市内の中心まで来ることができた。いつ雨が降っても良いようにアーケードに入ると『銀座富士アイス』なる喫茶店があった。入ってみると結構席が埋まっている、メニューを見るとアイスクリーム、かき氷、大判焼など甘味がいっぱい。きっと地元で人気の店なのだろう。軽食のラーメンなどもあるが、コメが食べたいので、トンカツ定食とオムライスを注文した。

食事が終ってもホテルのチェックインまでまだ時間があるのでファミレスへ移動。時間をつぶしてからチェックインする。今夜の宿は予約サイトで見つけた甲府で一番安いビジネスホテル。建物は昭和風、部屋も狭いが、僕たちには必要十分。夕食はスーパーで見つけた「冷し富士吉田風うどん」を食べて山梨気分を堪能。さあ、明日はいよいよゴールだ。

宿泊地:山梨県甲府市
走行距離:64.0km
総走行距離:1万146.6km

マネキンの首
おそらくカカシの代わりなのだと思うが、マネキンの首怖すぎる。もし夜間に走っていて、突然これに出くわしたら、驚いて転倒しちゃうかも
山梨県へ
国道20号、ここから山梨県。これで47都道府県全制覇となりました。長い道程でした、残るは自宅・相模原までの道程。もちろん安全第一で行きます
雨雲
走っていると西の空を覆う暗雲が見えた。あの雲の下は絶対に雨だよね。あの雲が来る前に、追いつかれないよう大急ぎで甲府市内へ向かった

DAY237「日本一周ゴール」

朝5時前に起床。日本一周最後の朝を迎えた。嬉しいような、寂しいような、それでいてどこか誇らしいような気分。今日は相模原まで約100km、距離があるので早目に起きた。ルートは相模湖までほぼ国道20号線。今日、一番の難関は全長約3kmの『新笹子トンネル』。このトンネルは古くて歩道や路肩もない上、交通量が多い。自転車旅人泣かせのトンネルなのだ。

甲府を出発。笛吹市、甲州市と進んで行く。緩やかな上り坂が続く、勝沼の周辺はワインの産地らしくブドウ畑が広がっている。勝沼インターを過ぎると交通量がガクンと減り、道幅も狭くなる。

トンネルの手前にある道の駅『甲斐大和』に入り小休憩。オロナミンCを飲んでエネルギーチャージ、さらに安全のために昨日買った反射安全帯を体に巻き付ける。準備万端にしてトンネル突入した。

「おーっ、いいぞ、いいぞ♪」思っていたより車が少ない。車が増える前にトンネルを抜けようと一心不乱にペダルをこぐ。走れ、走れ! 小さかった出口の明かりがどんどん大きくなってくる。そして無事トンネル脱出。「やったーっ」ふたりでガッツポーズ。追い越された車は僅か5台。心配は気苦労に終わった。

トンネルを抜けると緩やかな下り坂がどこまでも続いていた。初狩、大月といいペースで進んで行く。ヒロコが大月にある『猿橋』を見たことがないというので、立ち寄ることにする。日本三奇橋のひとつにもなっている猿橋は、橋脚がない特殊な造りが特徴で、これは猿がつながりあって対岸へと渡っていく姿がヒントになったといわれている。だから猿橋。面白い。

相模湖に来るともう完全に僕たちの生活圏内。以前ヒロコと入ったことがあるガストで昼ごはんにする。家まで残り25km。ここから先は何度も走ったことがある見慣れた道。ただ、バッテリーが最後まで持つか微妙な距離なので、電力消費が少ないエコモードとスタンダードモード使って進んで行く。

8月26日、午後4時25分。自宅に到着。143日ぶりの我が家は、ストーブが出ていてハンガーには厚手のフリース。4月のまま、止まっていた。山積みになった郵便物、旅の荷物整理や仕事や友人への連絡などなど、やらなきゃいけないことがたくさんあるけど、今日はいいよね。とにかくふたり共事故もなく、無事に帰宅できて本当に良かった。

ヒロちゃん僕の『夫婦日本一周』の夢を叶えてくれてありがとう。たくさんの時間一緒にいてくれてありがとう。最高の笑顔をありがとう。そして乗り慣れないeバイクを毎日こいで、1万km以上も一緒に走ってくれたこと、心から感謝しています。

宿泊地:神奈川県相模原市
走行距離:99.1km
総走行距離:1万245.7km

甲府市にあるビジネスホテルの前
甲府市にあるビジネスホテルの前。日本一周237日目の朝を迎えた。出発の準備は整った、いよいよこれから最後の長い1日が始まる
勝沼を通過
国道20号を東へ。勝沼を通過する。ただ走り抜けてしまうのでは寂しすぎる。二度と来ないこの瞬間を、空を、その景色を目に焼き付ける
オロナミンC
最後の難関、新笹子トンネルに入る前に道の駅『甲斐大和』で休憩。トンネルを一気に走り抜けるために栄養ドリンクでパワーチャージ
反射安全帯をたすき掛け
新笹子トンネル内を安全に走るため反射安全帯をたすき掛け。おかげで無事トンネルを走り切ることができた。心配していたヒロコも笑顔
猿橋
山梨県大月市猿橋町にある『猿橋』。谷がとても深いため、橋脚は使わずに両岸から張り出した四層のはね木によって橋を支えられている
津久井湖
相模川の上流にある津久井湖に到着。中学時代から自転車やバイクで何度も来ている、親しみのある湖。ここまで来たらもう帰宅したようなもの
藤原さん宅
家の前に自転車を止めると肩の力が抜け行く。玄関を開けると約5か月ぶりの自宅が懐かしい。事故もなく無事に帰ってこられて良かった

旅データ
■旅行期間
237日間(東日本94日間・西日本143日間)
■走行距離
1万245.7km(東日本4610.1km・西日本5635.6km)
■全47都道府県通過。本土4極点、宗谷岬(最北端)納沙布岬(最東端)佐多岬(最南端)神崎鼻(最西端)到達

コラムカテゴリの最新記事