「OGK技研・urban iki リヤシート」【CS編集長エリグチの「パパチャリeバイクカスタム」モノ語り】その1

パパチャリeバイクという遊び方を始めてみて改めて感じるのは、スポーツバイクであるからこそ「カスタムする楽しさ」があるという点。完成された移動手段である電動ママチャリとは異なり、eバイクはあくまでベース車。そこに何を組み合わせるかで、その性格は大きく変わっていきます。
本連載では、そんなパパチャリeバイクを組み上げていく中で実際に選び使っているアイテムを、一つずつ紹介していきます。いわば“カスタムのためのモノ語り”。その第一回は、パパチャリにおいて欠かせない存在、チャイルドシートです。

パパチャリの核となるチャイルドシート

子供を乗せる以上、チャイルドシートは単なるアクセサリーではなく、バイクのキャラクターそのものを決める重要なパーツになります。安全性はもちろん、使い勝手やデザイン、車体との相性まで含めて選ぶ必要があります。

今回選んだのは、OGK技研の「urban iki(アーバンイキ)」リヤシート ERBC-001

結論から言えば、「やっぱりここに行き着くよね」という選択です。

イキリヤシート

チャイルドシートの定番ブランド

「OGK技研」は、日本における自転車用チャイルドシート普及のパイオニアです。ちなみに「OGK」は「大阪グリップ化工」という創業当初の名称の略。現在では当たり前となった子供乗せ自転車のスタイルを、車体メーカーとともに作り上げてきた実績があり、その信頼性は非常に高いものがあります。
正直なところ、チャイルドシートを選ぶ時点で「OGKにしておけば間違いない」という安心感は大きくありました。
ちなみにですがサイクリストにおなじみのヘルメットメーカー「OGKカブト」は、この「OGK技研」から枝分かれして現在は別会社となっています。

機能だけでなく“スタイル”で選ぶ

その中でurban ikiを選んだ理由は、機能だけでなくデザインにありました。従来のチャイルドシートが安全性を前面に出した“いかにも”な造形なのに対し、urban ikiはシンプルでミニマルなデザインにまとめられており、スポーツバイクにも違和感なく馴染みます。
いわゆるママチャリ的な見た目になりすぎないことは、パパチャリというスタイルにおいて意外と重要なポイントでした。

取り付けやすさと使い勝手

実際に取り付けてみて感じたのは、組み立てと装着の完成度の高さです。構造は非常にシンプルで、直感的に組み上げることができ、それでいて精度高くはめ合うことで、しっかりと固定されます。(※筆者は自転車安全整備士・自転車技士資格のうえで取り付けを行っています。メンテナンスに不安がある人は、自転車ショップでの取り付けを行ってください。子供の命に直結するので。)

さらにこのモデルはシート部分とベース部分の着脱が可能で、そこに鍵によるロック機構を備えます。必要なときは確実に固定、不要なときは外すという使い方が可能です。これは車載時(例えばホンダ・フリードのようなミニバン)や、一人のサイクリング用途においては外しておけるなど、使い分けができる点は、サイクリング車としてのeバイクとの相性の良さを感じる部分でした。

軽さと安全性のバランス

重量は約3.9kgと、例えば同社のベストセラーシート「ヘッドレスト付コンフォートリヤキッズシート RBC-011DX3」が4.4kgであることに比べると軽量で、それは車体全体の重さを抑えられる点もメリットです。
一方で安全性も十分に確保されており、5点式ハーネスによる固定や、子供が簡単に外せないバックル、調整しやすいフットレストなど、日常で子供を安心して運ぶという使用に必要な機能はしっかり押さえられています。
ドイツにおけるプロダクトの信頼を示す認証である「TÜV認証」を取得しており、まさに海外基準でも通用する日本品質を体現している点も、非常に安心感を持つことができます。

実際に1歳の子供を乗せて使っていますが、安定して座ってくれており、親として不安を感じる場面は今のところありません。

eツール

パパチャリカスタムの第一歩

パパチャリeバイクにおいて、チャイルドシートは単なる装備ではなく、その方向性を決める核となる存在です。そしてurban ikiは、安全性・使い勝手・デザインのバランスという意味で、そのベースを作るパーツとして非常に納得感のある選択でした。特筆すべきは、背面部分の気の利いた波模様など、パパチャリの車体全体で目立つ部分に、ひかえめだけれども質感を高めることができるようなデザインがされている点が僕は気に入っています。

この一台をどうカスタムし、我が家のパパチャリにしていくのか? その第一歩として、このチャイルドシートは間違いのない選択だったと思っています。


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