さすがのスペシャライズドとうなる圧巻の走りとデザイン
自社設計のスペシャライズド・1.1SLドライブユニットと完全内装バッテリーにより驚きの軽さを実現している。ハンドリングのキレの良さと、スポーツバイクとしてのフレーム設計のバランス、快適性に驚かされる。自転車としての高性能な走りが体感できるので、eクロスバイクが欲しい人にはお勧めだが、一方で割り切りも必要だ。
例えば完全内装のバッテリーは車両の保管条件によっては使いにくいし、ドライブユニットのアシストは20%以下の坂では何の不満もないが、それを超えると「もう少し力が」と思わないでもない。また、外付けバッテリーを装着すると軽さのメリットが半減してしまうという問題もある。
ジオメトリは、スポーツすることをeバイクに乗る目的とする人にとってはお手本のようなもので、純正タイヤやサドルなど装着部品のクオリティも相当に高い。個人的には高級フォークを装着したSL5.0の走りがお勧めだが、4.0は価格とのまとまりが良い。
VADO SL 4.0
価格╱42万9000円
サイズ╱415(S)、446.5(M)、494.5(L)、535(XL)㎜
カラー╱ライムストーン×ブラックリフレクティブ、スモーク×ブラックリフレクティブ
フレーム╱E 5アルミニウム
フォーク╱アルミニウム
ドライブユニット╱スペシャライズド・SL1.1
コンポーネント╱スラム・NX(11S)
タイヤ╱スペシャライズド・パスファインダースポーツ(700×38C)