近畿日本鉄道(近鉄)が、大阪・名古屋-伊勢志摩間の観光列車「つどい」サイクルトレイン-KettA-の2024年春の運行スケジュールを発表した。

車内にサイクルラックを設置しているのが特徴のKettAは2023年から運行しており、その名前は、主に東海地方の方言で自転車を意味する「ケッタ(マシーン)」を由来とする。今回からは、従来の名古屋発に加え、新たに大阪上本町駅発の列車も設定。スポーツバイク(ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク)と一緒にそのままサイクルトレインに乗ることができる。ただし、15kgを超える重量の自転車は持ち込めないため、eバイクで利用する際は注意が必要だ。

伊勢志摩はナショナルサイクルルート「太平洋岸自転車道」の一部にも指定されており、リアス式海岸が織りなす絶景と海の幸の絶品を堪能できる隠れたサイクリングの名所。また、大阪便の途中停車駅となっている伊賀神戸駅で降りれば、三重県伊賀市と名張市にまたがる全長約91kmを1周するサイクリングコース、通称「伊賀いち」も楽しめる。



サイクルトレイン-KettA-利用方法
乗車方法:乗車区間の乗車券と、サイクルトレイン-KettA-利用券 (通称:KettA券)を購入すると利用できる。
KettA券の価格:大人 1000円、小人 500円
販売場所:近鉄主要駅の特急券販売窓口
販売期間:利用の1か月前から当日まで
※車内は自由席。座席の指定はできない。
※KettA券購入時に「ご案内用紙」が渡される。事前に利用登録が必要となる。
※自転車を持ち込まない場合には、つどい列車券(大人 510円、小人 260円)で乗車できる。
※自転車を車内のラックに積載せず、輪行袋に入れて持ち込む場合もつどい列車券で利用可能。
KettA乗車特典:賢島・宝生苑(賢島駅から自転車で約2分)日帰り入浴 半額券付き
通常2000円のところ1000円で利用できる。また、KettA運行日には駐車場にサイクルスタンドも設置される。
※つどい列車券(自転車持込みなし)を利用する場合、半額券は付かない。