パパチャリeバイクというスタイルを組み上げていく中で、チャイルドシートと並んで重要になってくるのが「積載」です。子供を乗せるだけでなく、保育園の荷物や日々の買い物、ちょっとした外遊びの道具まで運ぶことを考えると、フロント周りの使い勝手はパパチャリの完成度を大きく左右するポイントになります。
そこで今回取り上げるのが、OGK技研のバスケット「モビクーラートート+RB-020セット(OGK × WHATNOT)」です。

パパチャリにおける「バスケット」という存在
スポーツバイクに乗っていると、どうしてもバスケットという存在は“後付け感”が出やすく、見た目とのバランスに悩むパーツのひとつです。しかしパパチャリという用途においては、このバスケットがあるかないかで使い勝手は大きく変わります。
子供の荷物、毛布にタオル、着替え、ちょっとした買い物袋。これらを気軽に放り込める場所があるだけで、日常のストレスは驚くほど軽減されます。だからこそこのパーツは、単なる便利装備ではなく、「自転車とどう向き合うか」を決める要素でもあると感じています。
樹脂メーカーならではの完成度
今回選んだOGK技研のバスケットは、同社が得意とする樹脂成形技術がそのまま活かされたプロダクトです。形状は非常にシンプルで太めの樹脂ワイヤーから構成され、その主張しすぎないデザインはどんな車体にも自然に馴染むバランスに仕上げられています。
金属製のバスケットとは異なり、樹脂ならではの軽さと扱いやすさがありつつ、必要な剛性はしっかりと確保されている。もちろん網目も荷物が抜け落ちない絶妙な抜け感で、この“ちょうどいい存在感”が、スポーツバイクベースのeバイクにとっては非常に重要でした。
そして個人的に大きかったのが、カラーリングでした。
今回選んだモデルには「サンドベージュ」が用意されており、これが単なる実用品としてのバスケットではなく、「カスタムパーツとして選びたくなる理由」になっていました。だってこんな色の大型バスケット、他にないんです。車体全体のトーンと合わせながら選ぶことで、バスケット単体が浮くことなく、むしろ全体の雰囲気を引き締めてくれる存在になります。

今回のバスケットで触れておきたいのが、コラボレーション背景にある「WHATNOT(ワットノット)」というブランドの存在です。
WHATNOTは、兵庫県三木市という金物の産地を拠点に、DIYやアウトドア、ガレージライフといった“自分の手でつくる暮らし”を提案しているブランドでありショップです。
単なるセレクトショップではなく、「自分がほしいものを自分で形にする」という思想をベースに、工具や収納、アウトドアギアなどを独自の視点で展開しているのが特徴で、いわゆる無骨で実用的な道具でありながら、どこかスタイルを感じさせるプロダクトが揃っています。
今回のOGK技研とのコラボバスケットも、まさにその延長線上にあるプロダクトで、従来の「生活用品としてのバスケット」に、アウトドア的な機能性とガレージライクなデザイン感を掛け合わせた存在だと感じています。
バスケットインナーに「保冷バッグ」という実用性
このバスケットのもう一つの特徴が、容量32Lの保冷バッグが専用設計されている点です。
こちらも上記「WHATNOT」とのコラボかつ専用アイテム! 実際に使ってみると、この機能はパパチャリという使い方において想像以上に重要でした。というのも、保育園の送り迎えという日常の中では、どうしてもその流れで買い物をするシーンが増えるからです。特に夏場などは、冷蔵・冷凍食品を持ち運ぶ際の不安が付きまといますが、このバッグがあることでそのハードルが一気に下がります。
また、単に保冷できるというだけでなく、バスケットに専用設計のバッグだからこそバッグ自体がしっかりと自立し、かつバスケットにナイロンバンドで接続できる設計になっているため、走行中にバッグが暴れにくいという点も実用的でした。
自転車での積載においては、この“荷物が動かない”というのが意外と重要で、結果として安定した走行にもつながっています。

さらに、このバッグは取り外してそのまま持ち運ぶことができるため、買い物先や遊びに行った先でそのままバッグとして使い、帰りにバスケットへ戻すという使い方も自然にできます。
ちなみに先日、このバッグの中にキャンプ道具一式、テント、マット、寝袋、バーナー類などを詰め込んでみましたが、簡単に収納してそのまま自転車に乗せてフィールドへ、という使い方をしてみました。
こうした細かな使い勝手の積み重ねが、「自転車で家族でアウトドア」というハードルを確実に下げてくれる。この保冷バッグは、その象徴的なパーツのひとつだと思います。

スポーツバイクに似合うバスケットという価値
チャイルドシートが“後ろの役割”を決めるパーツだとすれば、このバスケットは“前の役割”を決めるパーツです。そしてその両方が揃ったとき、パパチャリはようやく日常の道具として完成していきます。
バスケットというと、どうしても生活感が強く出てしまうパーツですが、このモデルに関してはその印象がかなり薄く、むしろスポーツバイクの延長線上にあるカスタムとして成立しています。
これは余談ですが、このバスケットは、基本的にキャリヤ装着を前提としたモデルです。僕のeバイクの場合は、カーゴバイク的な使用が前提となっているため、キャリヤの上にこのバスケットを装着しフロントで使用しています。自身のバイクにどう取り付けることができるかは、ぜひショップさんで相談してみてください。
今回のOGK技研のバスケットは、実用性とデザイン性のバランスという意味で、その完成度を一段引き上げてくれる存在でした。
パパチャリはただの「子供乗せ自転車」だけでなく、自分や家族の遊びのバイクとして成立させる。そのためのカスタムとして、こうしたモノを探す楽しみがある。これもまた、自転車という遊びの面白さのひとつだと思っています。
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