さまざまな種類・モデルが登場してきているeバイクだが、最初の一台に何を買ったらいいのかは迷うところ。そこで、そんな人に向けて専門家がおすすめするベスビー(BESV)のeグラベルロードバイクとeロードバイクを紹介しよう。
イチオシのブランドはベスビー(BESV)
今回話を聞いたのは、有名スポーツバイク専門店・ワイズロード横浜店の國清尚志副店長だ。
「初めてのeバイク選びでおすすめしたいのは、ベスビーというブランドです。一番の魅力はデザインの良さ。シティサイクルに近いタイプのモデルでも、ものすごくかっこいいんです。バッテリーが車体にうまく組み込まれているからでもあります。
もちろん性能面もいいです。1充電あたりの走行可能距離が長く、後輪駆動で押し出してくれる感じが強いのが他と違う点ですね。
また、ペダルを踏む力に応じて自動でアシストを調整してくれるスマートモードが付いていて、これも非常に便利です」。
そんなベスビーのイチオシモデルは?
「まずは新製品のJG1。グラベルロードバイクというジャンルの自転車です。これはとにかくおすすめ! もう一台はロードバイクというジャンルのJR1です」。
新登場 eグラベルロードバイク「JG1」
「まずは2021年6月から販売開始となる新作です。グラベルロードバイクというのは、ロードバイクをベースにした、グラベル(英語で砂利の意味)なんていうふうに最近は呼ばれますが、未舗装路も走れるジャンルの自転車です。
特徴は太いタイヤと豊富なカーボンパーツによって乗り心地がかなりいいことです。スポーツ自転車に乗ったことがない人でも扱いやすく、舗装路も未舗装路も“何でもいけちゃう万能バイク”と言えます。
また、オプションでキャリヤ・泥よけ・スタンドも付けられるので、市街地を走ったり通勤で使うにももってこい。1充電当たりの走行可能距離が長いので、片道30kmの長距離通勤でも、充電しないで余裕で往復バッテリーが持ってしまいます。
当店でも既に多くのお客様が試乗していますが、みなさん口をそろえて“これはすごい楽だね”とおっしゃっていますよ」。
JG1 製品情報
価格:36万3000円
フレーム:アルミ
フォーク:カーボン
メインコンポーネント:シマノ・GRX 11速
カラー:オリーブドラブ
サイズ:S、M
参考重量:15.8kg(Sサイズ)、15.9kg(Mサイズ)
アシストモード(1充電あたりの走行可能距離):
エコモード(105km)
スマートモード
パワーモード(40km)
eロードバイク「JR1」
「こちらはeバイクで本格的なサイクリングをしたい人におすすめな一台です。最大の特徴は“本格的なロードバイク”であること。普通のロードバイクとして見ても十分なスペックで、かつそれがeバイクになった、と言ったらいいでしょうか。
油圧式ディスクブレーキでシマノ・105という本格的コンポーネントが搭載されていて、作り込みがしっかりしています。それがロードバイクらしい走りを楽しめる性能につながっています。また、このスペックで約30万円と、コストパフォーマンスがいいのも魅力ですね。
体力がないけど本格的なサイクリングに挑戦したいとか、ビギナーだけどいきなり100kmライドにチャレンジしたいとか、そういった夢をかなえてくれるでしょう」。
JR1 製品情報
価格:30万3600円
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
メインコンポーネント:シマノ・105
カラー:マットブラック、マットホワイト、マットブルー
サイズ:XS、M
参考重量:15.7kg(XSサイズ)、16kg(Mサイズ)
アシストモード(1充電あたりの走行可能距離):
エコモード(115km)
スマートモード
パワーモード(45km)