イタリアで50年以上の歴史を誇るメーカー、ファンティック・モーター社は、美しいスタイリングのスクランブラー、キャバレロ・シリーズやトレール＆トレッキング・モーターサイクルとして人気のXEFシリーズ、さらには世界選手権を中心にトップ・カテゴリーの競技で活躍するモトクロス＆エンデューロマシンなど、ストリートからオフロードまで幅広い商品を展開している。
同時に、世界で最初にマレット・スタイルのeMTB を開発し、電動アシスト・マウンテンバイクという新しいジャンルを切り開くなど、自転車の世界でも確固とした存在感で知られている。
ファンティック・モーター社の日本総代理店（輸入卸元）であるモータリスト合同会社（東京都大田区）では、ファンティックのフル・ラインアップを日本市場に紹介している。
なかでもモペッドのようなデザイン、トルクセンシングを使って乗り手の意志に忠実に反応するモーター、内装式トランスミッション、10色ものカスタマイズが可能なサイドカバー・・・他にはないライフスタイルの提供で欧州で人気を博し、様々なデザイン・アワードも獲得したファンティックのeBike（電動アシスト自転車）が、ISSIMO（イッシモ）だ。日本の型式も取得し、パワフルなモーターとファットタイヤならではの乗り心地、美しいスタイルが高く評価され、人気を博している。
そのイッシモは、ヨーロッパではプレミアム・シティバイクとしてスポーツバイクに迫る価格帯（€2900～：現在の為替レートで約49万円）ながらもユーロバイク・アワードに輝いたスタイリングを武器に、堅実に販売を伸ばしている。
また、ヤマハ・モーター社と共同開発し、イッシモのフレームを共有しファンティックが製造するYamaha Boost Easyという兄弟車も同様の価格帯で販売され、欧州市場でのプレゼンスを確保しつつあると言う。
ファンティック・モーターでは、このイッシモがデビューから5年を経過することを期し、さらに販売を伸ばしていくために欧州での価格を改定した。コロナ以降、欧州での自転車市場が大きく縮小し、市場全体の値引きが常態化してきたため、価格を是正し、実態に近づけることで無用な価格競争を避けることが狙いにある。
これに応じる形で、すでに欧州と比べてもリーズナブルな希望小売価格を提供してきた日本市場でも、欧州同様に価格を引き下げた。新価格（10％消費税込希望小売価格）は33万円。対ユーロでは円安傾向が変わらない状況下では、極めて大胆な新価格の提案となる。
モータリストでは、ファンティック・モーター本社の強力なバックアップを得て、この新価格でファンティック・イッシモをより幅広い層にアピールし、プレミアムeBikeとして、また日本の法規に適合した安全なeBikeとして、今後も強く推していく。
また、比較的容易に組み立てることが可能な梱包形態であるため、今後はモータリスト・ウェブショップを含めたECサイトでも積極的に販売を行い、より広い層に手に取ってもらえるよう尽力していく。
ファンティック ISSIMO（イッシモ）
日本仕様： JIS D9115（電動アシスト自転車）規格準拠 認証 交N21-77
モーター： BAFANG M500 最大出力250W 最大トルク80Nm
バッテリー： ファンティック リチウムイオン電池36V630Wh 航続距離 約120㎞
フレーム： アルミダイキャスト・トラスフレーム
サスペンション： 80㎜トラベル フロントサスペンション
グループセット： シマノ NEXUS 5速 または Enviolo Trekking
ブレーキ： 油圧式ディスク 180㎜
タイヤ： VEE TIRE 20×4.0 スピードスター
ボディカラー： ホワイト、レッド、ブラック、シルバー
ボディタイプ： FUN（ファン）/URBAN（アーバン）
オプション： サイドカバー（全10色）、キャリア、サドルバッグ、ロードマップバッグなど多彩
希望小売価格： 33万円
