モーターサイクルブランドならではの斬新すぎるデザインと意外な走り
伝統的な自転車ブランドのeバイクは、今までの自転車の常識に則った走りを実現するため、さまざまなチャレンジを繰り返しているが、イタリアのモーターサイクルブランドであるFANTICは、参入の初期から挑戦的なサスペンション構造やフレーム構造を特徴とするモデルをリリースしてきた。
そしてISSIMOでは、ペダルの付いたスクーターの進化系としてのeバイクを提案している。トラスフレームと極太小径タイヤの組み合わせは、見た目の心配とは裏腹に実際乗ると1秒で笑顔。スクーターがさらにお気楽に、低速になった自転車とでも言うべきか、とにかく楽しい。懸念されたフレーム剛性は逆に抜群で、硬いフレームにエアボリュームのあるタイヤとサスペンションで、実に理にかなった走りとなっている。
峠を上って景色を眺めるような使い方より、都会や海沿いを気楽に流してこそ楽しめるモデル。クルージングという楽しさを提案してくれた一台だ。

ISSIMO URBAN(イッシモアーバン)
価格:39万6000円
サイズ╱ワンサイズ
カラー╱ホワイト、ブラック、レッド、シルバー
フレーム╱アルミニウム
フォーク╱N.A. (80㎜トラベル)
ドライブユニット╱バーファン・M500
コンポーネント╱シマノ・ネクサス(5S)
タイヤ╱ヴィータイヤ・ファット(20×4.0)
重量╱33.5㎏











