ヤマハ発動機は、電動アシスト自転車「PAS(パス)」の発売30周年を記念して、子ども乗せ電動アシスト自転車「PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)」をベースにした限定モデルを、2023年2月14日に発売する。
ベースとなる「PAS Babby un SP coord.」は、幼児2人同乗基準に適合した20型小径子ども乗せ電動アシスト自転車。子どもの頭部を270度包み込むリヤチャイルドシートやオシャレなスタイリングが特徴。30周年限定モデルは、「PAS Babby un SP coord.」2023年モデルをベースに仕上げた。
晴雨兼用リヤチャイルドシートレインカバー、子どもが快適に座れるリヤチャイルドシートクッション、記念エンブレムを装備。また、特別限定カラーとして、上質感のある「マットディープレイクグリーン」を採用。忙しい毎日に追われる子育て世代の家族に、ハッピーで上質な日常をお届けしたいという想いを込めた特別限定モデルとなる。
PAS Babby un SP coord.30周年限定モデル
価格:19万3600円
販売台数:3000台(国内)
発売日:2023年2月14日
PAS 30周年限定モデルの主な特徴
30周年限定モデルは、日々の生活で使用する電動アシスト自転車でもファッションを楽しめる限定モデル。デザインやコーディネートを意識して選びたい人に向け、車体やパーツ、チャイルドシートなどをトータルコーディネートした。
1)晴雨兼用のリヤチャイルドシートレインカバー
特別限定カラー「マットディープレイクグリーン」の車体に合わせたレインカバー。ファスナーレスで、チャイルドシートへの着脱が簡単に行える。また、レインカバーを付けたまま、チャイルドシートの折り畳みも可能。雨天時はレインカバーとして、晴天時は、サンシェードとして使用でき、シーンに合わせてアレンジが可能。
2)快適に座れるリヤチャイルドシートクッション
標準装備のリヤチャイルドシート「ハグシート」の座面に合わせて特別に設計されたリヤチャイルドシートクッション。クッションはリバーシブルで、夏季は立体3Dメッシュで通気性が高い面を、冬季は起毛生地で保温性の高い面をそれぞれ使い分けることで、1年中快適に使用できる。
3)30周年記念エンブレム
1993年に世界で初めて発売を開始してから30年。スペシャルイヤーを記念したエンブレムを、メインフレームに施した。
電動アシスト自転車の始まりと「PAS」のこれから
■「PAS」の歴史
電動アシスト自転車の歴史は、1993年ヤマハ発動機が発売した「ヤマハ PAS」から始まった。ペダルを漕ぐ力をモーターで補助する乗り物でありながら、運転免許証が要らないと認められた世界初の自転車。「ヤマハ PAS」は大きな話題を呼び、当初の計画を大きく上回る販売台数を記録した。
現在販売されている「PAS」の特徴でもある、快適な乗り心地(アシストフィーリング)やアシスト制御技術は、世界で初めて発売する以前から何年もかけて、体重や脚力の異なるどんな人でも違和感なく乗れるよう、さまざまな条件をクリアしながら作り込みを重ねて実現した。現在はさらに進化した「スマートパワーアシスト」として様々なシーンで活躍している。
■電動アシスト自転車市場の推移
1990年代後半から、他社メーカーも市場へ参入し、電動アシスト自転車が全国へ普及していった。また、2009年から道路交通法の改訂に従い、一般社団法人自転車協会が「幼児2人同乗基準適合車」の基準を定めるなど、さらに市場が拡大した。近年は、環境意識の高まりに加え、コロナ禍での人混みを避けるパーソナルな移動手段として、また週末のレジャー利用として注目を集め、今後も市場の拡大は続くと見込まれている。
■製品ラインナップの拡大
発売当初、「ヤマハ PAS」は近くの移動や買い物など、日々の生活をより楽にする乗り物として開発された。その後、より遠距離の移動や、通学など様々な用途に対応するため、大容量バッテリーの開発や走行モードの追加などを行い、製品ラインナップを拡充した。現在では、子乗せや街乗りなど19種類の電動アシスト自転車が「PASシリーズ」として、日々の生活で活躍している。また、日常使いだけでなく、レジャー領域で楽しめるeバイクは、「YPJシリーズ」として人気を集めている。
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