ボントレガーから安全技術を搭載したヘルメットのエントリーモデルが登場

トレック傘下のアメリカの自転車パーツブランドであるボントレガーから、独自の衝撃吸収技術のウェーブセルを搭載した「スターボスウェーブセルアジアフィットヘルメット」が登場した。エントリーモデルに位置付けられており、通勤通学などのデイリーユースにお薦めだが、ウェーブセルを採用したヘルメットでは最軽量に仕上がっている。

スターボスウェーブセル
ボントレガー・スターボスウェーブセルアジアフィットヘルメット(アルパインブルー)
スターボスウェーブセル
ボントレガー・スターボスウェーブセルアジアフィットヘルメット(ブラック)

スターボスウェーブセル
ボントレガー・スターボスウェーブセルアジアフィットヘルメット(ホワイト)

ウェーブセルとは?

ウェーブセルは、ヘルメットの内側に備えられた潰れる多孔性構造だ。衝撃を受けると、ウェーブセルのレイヤーが独立して動き、セル構造が変形し、潰れた後に横方向へ滑り、頭部にかかる衝撃を吸収。ウェーブセル非搭載ヘルメットと比べてサイクリング中に生じる頭部損傷を効果的に予防する。

スターボスウェーブセル
“波”のような構造体が集合したものがウェーブセル

スターボスウェーブセルは、ウェーブセルを搭載するボントレガーの大人用ヘルメットの中で最も廉価なモデルだが、ウェーブセルフォームの形状を見直したことで軽量化を実現。ウェーブセルを搭載するラインナップで最軽量のモデルだ。

スターボスウェーブセル
2019年に登場した最上位モデル「XXXウェーブセルアジアフィットロードヘルメット」(右)とスターボスのウェーブセルの形状の比較。スターボスはM/Lサイズで330g、XXXは375g

また、モデル名にある「アジアフィット」とは、1500人のアジア人の頭部の形状をスキャンし3D解析を行って開発されたものだ。アジア系の頭の人に最もフィットし、高い快適性が得られるように作られている。

インプレッション:頭部全体を包むようなフィット感

スターボスウェーブセル

被ってみると初代のウェーブセル採用モデルからずいぶんと軽量化されていることを感じる。そして、頭全体に均一にフィットする感覚がある。発泡剤だけで作られたヘルメットが点で支えている印象ならば、スターボスは球面全体が頭と接触している印象を持った。ご覧のとおりの構造なので実際は面ではなくて、線で接触しているので通気性も申し分ない。

スターボスウェーブセル
側頭部に比べて前頭部の厚みがある

スターボスウェーブセル
フィッティングは、ヘッドマスターフィットシステムというダイヤルで調整する機構を採用する。微調整が容易に行える設計だ

Starvos WaveCel Asia Fit Helmet
価格:1万4500円(税抜)
カラー:ブラック、ホワイト、アルパインブルー
サイズ:S/M、M/L
重量: 310g(S/M)、330g(M/L)

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