au損保が電動アシスト自転車の利用実態調査を実施。保有率は17.3%

au損害保険は全国の自転車を利用している男女を対象に、電動アシスト自転車の保有率やその利用実態を調査した。

近年人気が高まる電動アシスト自転車。街中で見かけることも多くなっている。そこで、自転車保険を取り扱うau損保が、「どれくらいの人が電動アシスト自転車を持っているの?」「選ぶ基準は?」などを調査した。

●電動アシスト自転車の保有率は 17.3%

自転車を保有している5752人に、その車種を尋ねたところ(複数回答可)、電動アシスト付自転車の保有率は17.3%となった。なお、2018年にKDDI株式会社が実施した自転車の安全・安心利用に関する意識調査によると、電動アシスト自転車の保有率は12.2%であった。

●買おうと思った理由「居住地付近に坂道が多いから」25.6%

電動アシスト自転車を保有していると回答した1000人(以下同)に買おうと思った理由を尋ねたところ、「居住地付近に坂道が多いから」が25.6%で1位となった。次いで「自転車に乗る機会が多いから」が17.4%、「脚の負担が軽減するから」が17.3%。世代別に見てみると、「重いものを運ぶから」が20代30.5%、30代25.5%で最も高く、「居住地付近に坂道が多いから」が40代29.0%、50代33.0%、60代以上36.5%と1位になった。

●便利さを実感するのは「買い物が楽になった」45.0%

「電動アシスト自転車の便利さを実感するとき」を尋ねたところ、「買い物が楽になった」が最も高く45.0%を占めた。次いで「通勤・通学が楽になった」が20.9%、「子供の送り迎えが楽になった」が16.5%。20代では「通勤・通学が楽になった」(35.5%)が全体平均よりも高く、30代では「子供の送り迎えが楽になった」(39.5%)が最も高くなった。ライフサイクルごとに電動アシスト自転車を便利だと感じるタイミングが違うことが分かる。

●選ぶ基準は「信頼できるメーカーであること」29.8%

「電動アシスト自転車を選んだ基準」を尋ねたところ、「信頼できるメーカーであること」が29.8%で1位となった。次いで「バッテリーが長く持つこと」が26.2%、「値段がやすいこと」が13.4%。20代では「バッテリーが長く持つこと」が34.5%と最も高く、30代では「子供を乗せやすいこと」が22.0%と、全体平均の8.5%よりも13.5%高くなった。子育て世代である30代は、電動アシスト自転車の利用においても、育児の役に立つかを重要視していることが分かる。

●電動アシスト自転車の故障、24.9% が経験 バッテリー切れも

電動アシスト自転車の故障経験の有無を尋ねたところ、24.9%の人が故障を経験していると答えた。故障の内訳を尋ねると(複数回答可)、後輪のパンクが57.0%で1位、次いで前輪のパンクが46.2%、バッテリー切れが38.6%、ブレーキの故障が24.5%、チェーン・ギア・クランクの破損が19.3%。「パンク」を除くと、電動アシスト自転車特有の「バッテリー切れ」が最も高い結果となった。

●故障時は「自力で家まで運んだ」が 71.5%

電動アシスト自転車で故障を経験したことがある249人に、故障した際の対応を尋ねたところ、「自力で家まで運んだ」が71.5%で1位となった。次いで「置いて帰り、後日車で取りに来た」が5.6%、「家族に車で迎えに来てもらい、持って帰った」が5.2%。「自転車ロードサービスを利用した」はわずか2.8%という結果。

さまざまなシチュエーションで便利な電動アシスト自転車は、年々利用者が増えている。その一方で、ならではの苦労もある。

au損保の『自転車向け保険』には、故障・事故の際に自転車を50km以内の希望の場所まで無料搬送する自転車ロードサービスが付いている。もちろん電動アシスト付自転車にも対応しているので、パンクやバッテリー切れでも、重たくなった自転車を押さなくて済むので安心。

また電動アシスト自転車はペダルを踏み込む時に急発進する場合もあるため、万が一の事故に備えて自転車保険への加入がお勧めだ。
 
【調査概要】※au損保調べ
調査方法:インターネットによるアンケート
調査 対象者:自転車を保有している人
対象地域:日本全国 回答者数:5752人(その内電動アシスト自転車利用者の1000人は、世代・性別を均等に配置。)
実施時期:2019年12月10日~2019年12月11日
※n=母集団のデータの数

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