スペシャライズド銀座がｅバイク専門店として新装開店

トップレーサーからホビーサイクリストまで、幅広く支持を得ているアメリカのブランドであるスペシャライズド。

スペシャライズドの銀座店は、これまで都心にあるスペシャライズドの専門店として高級スポーツバイクを中心に取り扱ってきたが、このほどスペシャライズドのeバイクのみを扱う「eバイク専門店」として生まれ変わった。同社のeバイク「ターボ」シリーズになぞらえて、いうならば「ターボストア」といえるだろう。

会場ではスペシャライズド・ジャパン合同会社小松亮代表取締役はeバイクの開発にまつわる話を語った。創業者マイク・シンヤードはeバイクを最初は「邪道だ！」と一蹴していた。しかし、ドイツのエンジニアが凄いのを作るからまずは乗ってみてということでeバイクを作り始めた。そして、eバイクが完成し、マイク・シンヤードが乗った瞬間に「なんて楽しいんだ！」と評価が一転して開発がスタート。2010年にスイスで開発チームが発足し、2020年には開発チームが35名まで増え、30種類以上のモデルのeバイクが世界で発売されるまでに至ったと話す。

また、eバイク市場は2023年には世界で4000万台、売上高は200億ドルが見込まれ、日本はまだまだ小さい市場だが、これからの成長に期待が持てるとeバイクの未来についても語った。

マーケティングディレクター松岡直紀さんは「自転車を移動手段で使う人は多いが、サイクリングを楽しんでいる人はまだまだ少ない」、「ターボによってサイクリングを楽しみ、より多くの人により多くの楽しみを提供していきたい」とターボのユーザー象を語る。

また、ゲストとしてスペシャライズドアンバサダーであるスーパーGT参戦のRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GT所属笹原右京選手が登場、さらにサプライズで焙煎したての新鮮なコーヒーを自転車でデリバリーするバイシクルコーヒーによるコーヒーの提供があった。

スペシャライズド・ジャパン合同会社小松亮代表取締役「スペシャライズドは『ペダリングザプラネットフォーワード（内容：ペダルを通して、人々の生活の質を向上させ、さらに地球環境を良くしていく）』というキーワードにeバイクで未来を切り開く。」と話す

マーケティングディレクター松岡直紀さんはターボの各モデルのユーザーイメージを解説

ロードタイプのクレオSLはみんなとヒルクライムを楽しみたい人やパートナーと一緒にライドをしたい人にオススメのモデル。また、遠くまでのライドや旅先でライドや散策をしたい人にも向いているモデルだろう

S-WORKS TURBO CREO SL CARBON
価格：135万円(税抜)
カラー：グロススーパーノヴァカメレオン／ロウカーボン
サイズ：S、M、L

リーボSLはMTBタイプで辛い上りを楽をしてトレイルを楽しんだり、ちょっとした山遊びに最適のモデル。日常のライドや自然豊かなロケーションにもピッタリ

S-WORKS LEVO SL FOUNDER’S EDITION
価格：170万円(税抜)
カラー：スペクトラフレア／ブルーティント／ゴールドフォイル
サイズ：S、M、L

クロスバイクタイプのバドは通勤通学や休日の遊びに最適のモデル。思いついた時にフィットネスをした人や普段行かない所を気ままに散策する時に便利だ

TURBO VADO SL
価格：42万円(税抜)
カラー：ブラッシュドアルミ/ブラックリフレクティブ
サイズ：S、M、L

Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT所属笹原右京選手のコメント

「ジムなど今までは車で行くような所にバドSLで行くようになりました。アシストをオフにすしてフィットネスすることもあります」、「レーシングドライバーは見た目以上にハードな仕事なんです。レース中は心拍数が200近くまであがることもあります。なので、心肺機能を強化することが求められるのですが、自転車は最適ですね。バドSLのほかにスペシャライズド・アレーも所有しています。バドSLをサーキットに持っていった時には、他のチームのドライバーからも羨望のまなざしを受けました。」と語った。

バイシクルコーヒー　成田祐作さんのコメント

「バドで企業のオフィスや飲食店に焙煎したてのコーヒーをデリバリーをしています。１日で70kmほど走る時もあるのでeバイクのおかげで楽ができます」、「時には50kgくらい荷物を積んで配達に出かけることもあるのですがeバイクのパワーは心強いです。また焙煎所がある葛飾から、配達は渋谷の方までいくこともあるので、途中の坂道などでもアドバンテージを感じています」と語る。