自転車パーツにおいて世界で高いシェアを持つシマノから、海外向けに、フラッグシップのeMTB用コンポーネント「EP8」が登場している。日本での発売は未定だ。
EP8のドライブユニット「DU-EP800」は、マグネシウム製のケースを採用して小型、軽量化(重量は2.6kg)を図りつつ、トレイルモードとブーストモードの両方で85Nmのトルクを実現した(最大出力は500W)。こちらも海外向けの「DU-E8000」と比べると、10%小さく、300g軽くなり、トルクは21%増加している。
他にも、放熱材の採用、ケースの表面積の拡大、熱管理アルゴリズムの改良により耐熱性が向上し、過酷な状況下でもより多くのトルクを発揮できるようになった。また、新しいシール構造とギヤ設計により、抵抗が36%低減し、通常のMTBのペダリング感覚に大幅に近づけている。航続距離も、これまでのシマノの海外向けのeMTB用ドライブユニットの中では最も長くなっている(シマノの欧州向けサイト)。