世界規模で成長するeバイク業界では性能やトレンドが年々進化している。そんなeバイクの今が分かるeバイクカタログ。ここでは、ジャイアントのバイクを紹介しよう。
世界最大規模のブランドが、総力を挙げて開発
BRAND INFORMATION
OEMから始まったジャイアントの歴史も1981年には独自ブランドの立ち上げに至り、今やスポーツバイク全般を手がける世界最大規模に成長。eバイクでも最適解を求め、ヤマハと共同で開発したドライブユニットは進化を続けている。
スタンス E+
至高のトレイルライドを実現する本格派のeMTB
最大トルクを前モデルの70Nmから75Nmに増したパワフルかつナチュラルなドライブユニット(シンクドライブスポーツ2)に、国内法規に適合した専用のアシストセッティングを搭載。アルミ製のダウンチューブには一日中走っても余裕の大容量バッテリーを内蔵し、140mmトラベルのフロントフォークと125mmトラベルのリヤサスユニットが足元を支える。このユニットを含めたシステムは、複雑なピボットやリンケージを排したシングルピボット。だから軽くて耐久性に優れ、メンテナンス性も抜群だ。
スタンス E+
価格:68万2000円
[サイズ]400(S)mm、425(M)mm
[カラー]スペースグレイ
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]ロックショックス・サイロ シルバーR(140mmトラベル)
[リヤサスユニット]SRサンツアー・ライドンRエア(125mmトラベル)
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブスポーツ2
[コンポーネント]シマノ・キューズ(11S)
[タイヤ]マキシス・ミニオンDHF(29×2.5)/F、同・ディセクター(29×2.4)/R
[重量]26.3kg(S)
[航続距離]50〜180km
タロンE+
舗装路でも軽い走りを実現した用途を選ばないeMTB
100mmトラベルのサスフォークを採用したeMTBは、転がり抵抗が低い29″の大径タイヤにより、舗装路においても軽い走りを実現する。クリーンな外観のダウンチューブ一体型バッテリーや小型ディスプレイ、油圧ディスクブレーキに加えてキックスタンドも標準で装備する、誰でも安全にサイクリングを楽しめる仕様だ。新開発のドライブユニットとなるシンクドライブコア2は最大トルクこそ55Nmと控えめながら、静かでナチュラルなアシストで乗る人の“頑張り”に手を差し伸べてくれる。
タロンE+
価格:38万5000円
Spec
[サイズ]405(S)mm、468(M)mm
[カラー]ブラック
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]SRサンツアー・XCR32ブーストオーバードライブ(100mmトラベル)
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブコア2
[コンポーネント]シマノ・キューズ(10S)
[タイヤ]マキシス・リーコン(29×2.4)
[重量]22.4kg(S)
[航続距離]55〜170km
エスケープ R E+
駆動音の静かさが特筆モノのeクロスバイク
初心者でも扱いやすいジオメトリの軽量アルミフレームに、ヤマハと共同開発したパワフル&スムーズなドライブユニットを搭載。このユニットをフィットネスライドに適したアシストセッティングで作動させる。ハードテールのeMTB「タロンE+」と共通する仕様も多いなか、アルミのリジッドフォークや700×38Cのタイヤは舗装路向きのこのモデルならでは。街中での駐輪に便利なキックスタンドも標準で装備する。ディスプレイにある給電用USBの規格は、電圧の高いタイプC。
エスケープ R E+
価格:33万円
Spec
[サイズ]445(XS)mm、485(S)mm、525(M)mm
[カラー]レッド、メタリックブラック、パールホワイト
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]アルミニウム
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブコア
[コンポーネント]シマノ・アリビオ&アルタス(9S)
[タイヤ]ジャイアント・S-X3 W/Kシールド(700×38C)
[重量]19.7kg(XS)
[航続距離]80〜200km
ロードE+
大容量バッテリーと振動吸収に優れたパーツが長距離ライドを身近に
クリーンなルックスが映えるeロードのダウンチューブに、エコモードなら205km(東京〜宇都宮の往復に相当)までカバーする大容量のバッテリーを内蔵。ヤマハと共同で開発したドライブユニット(シンクドライブスポーツ)は、駆動音は静かなのに低速でもパワーを発揮するため、静寂に包まれる登坂時も音が気にならない。振動吸収の要となるフロントフォークとD形断面のシートポストはカーボン、駆動系&制動系はシマノ・GRXとするなど、トップモデルらしく高品位の素材や部品を身にまとう。
ロードE+
価格:46万2000円
Spec
[サイズ]425(S)mm、450(M)mm
[カラー]コズモネイビー
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]フルカーボン
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブスポーツ
[コンポーネント]シマノ・GRX(11S)
[タイヤ]マキシス・リフューズ(700×32C)
[重量]19.3kg(M)
[航続距離]82〜205km
ファストロードE+
意外とアップダウンの多い、街中を快走するのにピッタリの一台
フラットなハンドルバーはeクロスバイクのエスケープR E+と同様だが、ロードバイクを出自とするこのモデルは、搭載するドライブユニットやタイヤ幅などeロードバイクである「ROAD E+」との共通点が多数。街中の比較的整備された道を、主なフィールドとすることは自ずと理解されよう。アシストが切れた状態でも軽い走りは健在。スポーティーなジオメトリと相まって、長距離ライドを身近なものにしてくれる。
ファストロードE+
価格:36万6000円
Spec
[サイズ]425(XS)mm、475(S)mm、525(M)mm
[カラー]ブルー、マットブラック
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]アルミニウム
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブスポーツ
[コンポーネント]シマノ・デオーレ(10S)
[タイヤ]マキシス・リフューズ(700×32C)
[重量]19.4kg(S)
[航続距離]82〜205km