GPS機器やフィットネス製品を展開するワフーが、自転車用ナビゲーション「ELEMNT(エレメント)」 シリーズの機能「SUMMIT(サミット)」を大幅に強化した新しい「SUMMIT Freeride(サミット・フリーライド)」機能を発表した。この機能は、計画したルートで走らなくても、先にある上り坂を自動的に検知し、その詳細を教えてくれるものだ。2023年5月2日(火)より、最新の「エレメントローム」および「エレメントボルト」で使用できるようになる。
サミット機能では、登録したルート内の上り坂を自動的に検出し、すでに上り終えた坂だけでなく、現在またはこの先の上り坂に関する詳細な情報を表示できた。
新しいサミット・フリーライドでは、事前に登録したルートを使用する必要はなく、自動的に上り坂を検出し、その詳細な情報を表示する。ライダーは、難易度別に先の上り坂をフィルタリングすることもでき、最も労力を必要とする上り坂のために体力を温存するのに役立つ。
サミット・フリーライドは、プリインストールされている地図と標高データを利用してサイクリストのいる道をスキャンし、前方の標高プロファイルを計算し、今後の上り坂を検出する。検出されると、スタート地点に近づいたときにアラートが表示され、今後の上り坂リストに表示される。上り坂でライダーが新しい道に入りさらに上り続けると、エレメントが再計算して上り坂を延長。ライダーの前方の標高をプレビューし、スタートからゴールまでより良いペース配分を可能にする情報も提供してくれる。検出された上り坂が完了すると、それは完了リストに追加される。