日本で発売されているeバイクの種類はどんどん増えてきた。そしてモデルチェンジを迎えて、さらに高性能になっているものもある。だからこそ最新情報を知るのは大切。そのためのカタログがこれだ。ここではヤマハのバイクを紹介しよう。
CROSSCORE RC
頼りになる相棒と日々の生活を共に
最大トルク値が従来より約7%増加したドライブユニット「PWseries S2」が、幅広い用途において上質なアシストを提供。さらにこのユニットはアクスル長が22.8mm短縮され、狭いQファクターのお陰でペダリング効率も向上した。フレーム剛性と重量バランスを最適化したインチューブフレーム構造やサスペンションフォーク、油圧式ディスクブレーキに変わりはなく、カラーが3種用意されるのは、性別や年齢で乗り手を選ぶことのないこのモデルならではだ。

CROSSCORE RC
価格:34万1000円
Spec
[サイズ]S、M、L
[カラー]カーキジェイド、スペースグラファイト、マットブロンズ
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]SRサンツアー・NEX-E25-C(63mmトラベル)
[ドライブユニット]ヤマハ・PWseries S2
[コンポーネント]シマノ・キューズ(9S)
[タイヤ]CST・C-1996(27.5×2.0)
[重量]23.5kg(S、M)、23.7kg(L)
[航続距離]85~188km



CROSSCORE Connected
バイク本体とアプリがデータをやり取りし、安全で快適な走行をサポート
Connectedの名のとおり、本体とヤマハ発動機が開発したスマートフォンの専用アプリ「YAMAHA e-Bike Link」を介してつながっており、互いにデータのやり取りを行うことで、メンテナンス方法や推奨点検時期の通知、作業や走行の履歴表示、安全な走行をアシストする情報の提供、バッテリー残量の確認などができる。

CROSSCORE Connected
価格:36万6300円
Spec
[サイズ]S、M、L
[カラー]スペースグラファイト
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]SRサンツアー・NEX-E25-C(63mmトラベル)
[ドライブユニット]ヤマハ・PWseries S2
[コンポーネント]シマノ・キューズ(9S)
[タイヤ]CST・C-1996(27.5×2.0)
[重量]23.5kg(S、M)、23.7kg(L)
[航続距離]85~188km


WABASH RT
軽快なロングライドから立ちはだかる悪路の走破まで
CROSSCORE RCと同じく、ドライブユニットの最大トルク値が従来より約7%増加しつつも小型・軽量化を実現し、加えてアクスル長が22.8mmも短くなってペダリング効率が向上した。内蔵バッテリーやドライブユニットと一体でデザインされたフレームは、これまでと変わらず流れるようなスタイリングを実現。状況に応じた最適なアシストパワーを提供するオートマチックアシストモードも用意され、ライディングに集中できる環境が整えられている。

WABASH RT
価格:46万3100円
Spec
[サイズ]S、M、L
[カラー]マットショールグレー、マットストーングレー
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]アルミニウム
[ドライブユニット]ヤマハ・PWseries S2
[コンポーネント]シマノ・GRX(11S)
[タイヤ]マキシス・ランブラー(700×45C)
[重量]21.0kg(S)、21.1kg(M)、21.3kg(L)
[航続距離]85~188km


YPJ-MT Pro
モーターサイクルで培った技術を駆使した旗艦モデル
旗艦ユニットであるPW-X3が、激坂のトレイルで実力を発揮。個性を主張するデュアルツインフレームは、シート高と地面からトップチューブ上面までの高さが低く抑えられ、低重心化や足着きの良さに寄与する。ロングストロークのロックショックス製フルサスが高い走破性を生み、かつライダーの疲労を軽減する点も要注目だ。コンパクトサイズのディスプレイには、走行モードとバッテリー残量が確認できるLEDインジケーターを表示する。

YPJ-MT Pro
価格:74万8000円
Spec
[サイズ]S、M、L
[カラー]デュアルブルー
[フレーム]アルミニウム(デュアルツイン)
[フォーク]ロックショックス・リリックセレクト
(160mmトラベル)
[リヤサスユニット]ロックショックス・スーパーデラックスセレクト+(150mmトラベル)
[ドライブユニット]ヤマハ・PW-X3
[コンポーネント]シマノ・デオーレXT(12S)
[タイヤ]マキシス・ミニオンDHF&リーコン(27.5×2.6)
[重量]23.3kg(S)、23.5kg(M)、23.7kg(L)
[航続距離]73~196km
BRAND INFORMATION
電動アシスト自転車の歴史を開き今日における隆盛をもたらした牽引者
世界の電動アシスト自転車の歴史は、ヤマハ発の電動アシスト自転車「PAS」と共に始まった。モーターサイクルでの経験が生かされた自社のスポーツバイクブランドYPJに加えて、ジャイアントなど各社へのドライブユニット供給でも世界のeバイクシーンを支える。