【eバイクカタログ2025】GIANT(ジャイアント)

日本で発売されているeバイクの種類はどんどん増えてきた。そしてモデルチェンジを迎えて、さらに高性能になっているものもある。だからこそ最新情報を知るのは大切。そのためのカタログがこれだ。ここではジャイアントとリブのバイクを紹介しよう。

エスケープR E+
他を圧倒する軽さは、ロードとグラベルの双方で生きる

初心者でも扱いやすいジオメトリの軽量アルミフレームに、ヤマハと共同開発したパワフル&スムーズなドライブユニットを搭載。このユニットをフィットネスライドに適したアシストセッティングで作動させる。アルミのリジッドフォークや700×38Cのタイヤで舗装路を快走できるスポーティeクロスバイクとして、申し分のない一台に仕上がっている。街中での駐輪に便利なキックスタンドも標準で装備。背の高いライダーも快適かつ最適なフィット感で楽しめるよう、サドル高690〜880mmに対応したLサイズが追加された。

エスケープR Eプラス

エスケープR E+
価格:29万7000円

Spec
[サイズ]445mm(XS)、485mm(S)、525mm(M)、570mm(L)
[カラー]レッド、メタリックブラック、パールホワイト、シースパークル、クラシックグリーン ※Lはシースパークルとクラシックグリーンの2色
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]アルミニウム
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブコア
[コンポーネント]シマノ・アリビオ&アルタス(9S)
[タイヤ]ジャイアント・S-X3 W/Kシールド(700×38C)
[重量]19.7kg(XS)
[航続距離]80〜200km

ドライブユニット
フィットネスライドに適した独自のアシストセッティングが施された、軽くて静かなドライブユニット
タイヤ
低い転がり抵抗と高いグリップを両立した幅広タイヤは、耐パンク性の高いKシールド仕様
操作ボタンとディスプレイ
操作ボタンとディスプレイはコンパクトにまとめられ、本体には給電可能なUSB Cポートも搭載する

タロンE+
舗装路でも軽い走りを実現した用途を選ばないeMTB

100mmトラベルのサスフォークを採用したeMTBは、転がり抵抗が低い29″の大径タイヤにより、舗装路においても軽い走りを実現する。クリーンな外観のダウンチューブ一体型バッテリーや小型ディスプレイ、油圧ディスクブレーキに加えてキックスタンドも標準で装備する、誰でも安全にサイクリングを楽しめる仕様だ。新開発のドライブユニットとなるシンクドライブコア2は最大トルクこそ55Nmと控えめながら、静かでナチュラルなアシストで乗る人の“頑張り”に手を差し伸べてくれる。

タロンEプラス

タロンE+
価格:38万5000円

Spec
[サイズ]405mm(S)、468mm(M)
[カラー]ブラック
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]SRサンツアー・XCR32ブースト オーバードライブ(100mmトラベル)
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブコア2
[コンポーネント]シマノ・キューズ(10S)
[タイヤ]マキシス・リーコン(29×2.4)
[重量]22.4kg(S)
[航続距離]55〜170km

ダウンチューブ
大容量バッテリーはダウンチューブに内蔵されてクリーンな外観を実現。充電は外したバッテリーだけでなく、フレームのポートからも可能だ
シンクドライブコア2
ドライブユニットのシンクドライブコアは、“2”への進化に伴って最大トルクが50Nmから55Nmに、最大ケイデンスが100rpmから120rpmにアップ

スタンスE+
至高のトレイルライドを実現する本格派のeMTB

最大トルクを前モデルの70Nmから75Nmに増したパワフルかつナチュラルなドライブユニット(シンクドライブスポーツ2)に、国内法規に適合した専用のアシストセッティングを搭載。アルミ製のダウンチューブには一日中走っても余裕の大容量バッテリーを内蔵し、140mmトラベルのフロントフォークと125mmトラベルのリヤサスユニットが足元を支える。このユニットを含めたシステムは、複雑なピボットやリンケージを排したシングルピボット。だから軽くて耐久性に優れ、メンテナンス性も抜群だ。

スタンスEプラス

スタンスE+
価格:68万2000円

Spec
[サイズ]400mm(S)、425mm(M)
[カラー]スペースグレイ
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]ロックショックス・サイロ シルバーR(140mmトラベル)
[リヤサスユニット]SRサンツアー・ライドンRエア(125mmトラベル)
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブスポーツ2
[コンポーネント]シマノ・キューズ(11S)
[タイヤ]マキシス・ミニオンDHF(29×2.5)/F、同・ディセクター(29×2.4)/R
[重量]26.3kg(S)
[航続距離]50〜180km

フロントサス
トレイルライドを楽しむに十分な、140mmのロングトラベルを擁するフロントサス
リヤ三角
複雑なピボットやリンケージを排した結果、軽くて耐久性に優れるうえメンテナンス性も抜群

ロードE+
大容量バッテリーと振動吸収に優れたパーツが長距離ライドを身近に

クリーンなルックスが映えるeロードのダウンチューブに、エコモードなら205km(東京〜宇都宮の往復に相当)までカバーする大容量のバッテリーを内蔵。ヤマハと共同で開発したドライブユニット(シンクドライブスポーツ)は、駆動音が静かなのに低速でもパワーを発揮するため、静寂に包まれる登坂時も音が気にならない。振動吸収の要となるフロントフォークとD形断面のシートポストはカーボン、駆動系&制動系はシマノ・GRXとするなど、トップモデルらしく高品位の素材や部品を身にまとう。

ロードEプラス

ロードE+
価格:46万2000円

Spec
[サイズ]425mm(S)、450mm(M)
[カラー]コズモネイビー
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]フルカーボン
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブスポーツ
[コンポーネント]シマノ・GRX(11S)
[タイヤ]マキシス・リフューズ(700×32C)
[重量]19.3kg(M)
[航続距離]82〜205km

ダウンチューブ
フレームに内蔵する小型軽量なバッテリーはパナソニック製。長時間走行を可能にする大容量500Whを誇る
フォーク
高速巡航時も十分な振動吸収性を発揮する軽量のフルカーボンフォーク
GRX
ワイドなギヤ比に対応するシマノ・GRXをコンポーネントに採用

ファストロードE+
意外とアップダウンの多い、街中を快走するのにピッタリの一台

フラットなハンドルバーはeクロスバイクのエスケープR E+と同様だが、ロードバイクを出自とするこのモデルは、搭載するドライブユニットやタイヤ幅などeロードバイクである「ロードE+」との共通点が多数。街中の比較的整備された道を、主なフィールドとすることは自ずと理解されよう。アシストが切れた状態でも軽い走りは健在。スポーティーなジオメトリと相まって、長距離ライドを身近なものにしてくれる。

ファストロードEプラス

ファストロードE+
価格:39万6000円

Spec
[サイズ]425mm(XS)、475mm(S)、525mm(M)
[カラー]ブルー、マットブラック
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]アルミニウム
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブスポーツ
[コンポーネント]シマノ・デオーレ(10S)
[タイヤ]マキシス・リフューズ(700×32C)
[重量]19.4kg(S)
[航続距離]82〜205mm

リブ・エスケープR W E+
女性用に作られたカジュアルなeクロスバイク

前出の「エスケープR E+」の女性専用モデルとして、身長145cmから対応するXXSサイズと、身長155cm〜170cmが目安となるXSサイズを展開。スムーズなこぎ出しとパワフルなアシストを実現する独自のシステムが、安心のハンドリングと余裕あるサイクリングを可能にした。大容量リチウムイオンバッテリーはダウンチューブに一体化。レバーの引きが軽く、天候を問わず安定した制動力を発揮する油圧ディスクブレーキや幅広タイヤなど、誰でも安全にサイクリングを楽しめる仕様となっている。シックな装いの新色マットダークシルバーが加わり、選択の幅が広がった。

エスケープR W Eプラス

リブ・エスケープR W E+
価格:29万7000円

Spec
[サイズ]375mm(XXS)、445mm(XS)
[カラー]ジェイドグリーン、ユニコーンホワイト、マットダークシルバー
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]アルミニウム
[ドライブユニット]ジャイアント・シンクドライブコア
[コンポーネント]シマノ・アリビオ&アルタス(9S)
[タイヤ]ジャイアント・S-X3 W/Kシールド(700×38C)
[重量]19.6kg(XXS)
[航続距離]80〜200km

エスケープR W Eプラス
宝石の翡翠(ひすい)を意味する“ジェイド”を冠したジェイドグリーン
エスケープR W Eプラス
、額に一本の角が生えた伝説の馬を想起させるユニコーンホワイトもあり

購入前にじっくり乗ってみたいならレンタサイクルを利用する

全国に40店以上ある「ジャイアントストア」のうち、富山・びわ湖守山・南紀白浜・尾道・松江・高松・今治・宮崎・別府の各店ではeバイクのレンタサイクルを実施している(車種は店舗により異なる)。料金は6930円〜9240円(5時間)、9900円〜1万3200円(日帰り)、1万5840円〜2万1120円(1泊2日)。詳しくはジャイアントストアのウェブサイトを参照してほしい。

BRAND INFORMATION

世界最大規模のブランドが、総力を挙げて開発

OEMから始まったジャイアントの歴史も1981年には独自ブランドの立ち上げに至り、今やスポーツバイク全般を手がける世界最大規模に成長。eバイクでも最適解を求め、ヤマハと共同で開発したドライブユニットは進化を続けている。「リブ」は女性サイクリストのためフレームから設計する専用のブランドだ。

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