【eバイクカタログ2024】SmaChari(スマチャリ)

世界規模で成長するeバイク業界では性能やトレンドが年々進化している。そんなeバイクの今が分かるeバイクカタログ。ここでは、スマチャリ搭載のバイクを紹介しよう。

ホンダが開発した「SmaChari」と人気のクロスバイクが合体

BRAND INFORMATION

ホンダの新事業創出プログラム「イグニッション」より考案され、構想から4年をかけて開発された「SmaChari」は、ドライブユニットとそれに連動するアプリによって既製の自転車を電動化するシステム。それをコーダーブルームのクロスバイクに採用し、型式認定を得た上で全国にあるワイズロードの店舗および同オンラインで販売されている。

レイル ディスクe
油圧ディスクブレーキを装備し、走行も制動も楽ちん

油圧ディスクブレーキを装備し、幅広い層に人気の本格派クロスバイク「レイル ディスク」に、SmaChariによる電動アシスト機能をプラス。スマホを活用して車体をオンラインサーバーと接続することにより、速度や走行距離、消費カロリーといった走行データを表示・記録し、スポーツバイクライフがより豊かになる。一般的なeバイクよりも軽量かつ求めやすい価格で、通勤や通学などに使いやすいのも魅力となる。

レイルディスクe

レイル ディスクe
価格:21万8900円

[サイズ]400、440、480mm
[カラー]マットブラック、マットダークブルー、マットダークグリーン、ソリッドグレー
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]アルミニウム
[ドライブユニット]センター取り付け式250W
[コンポーネント]シマノ・アルタス(8S)
[タイヤ]ケンダ・K-193(700×32C)
[重量]16.0kg(440mm)
[航続距離]〜100km

油圧ディスクブレーキ
「レイル ディスクe」に装備された油圧ディスクブレーキは信頼のシマノ製
ドライブユニット
チェーンホイール
バッテリー
SmaChariはホンダが開発したアプリとオンラインサーバー、他社のドライブユニットからなるシステムの総称で、“SmaChari” という名のeバイクがあるわけではない。ユニットには実績のある既存製品を採用し、さらにアシスト機能を制御する際の肝となる通信ユニットは、同社の仕様に基づいて日本企業が製造している。ボトムブラケットの下に収まるドライブユニット(上)はコンパクトで、チェーンホイール(中)の内側にほとんど隠れてしまうほど。ダウンチューブに装着されるバッテリー(下)には、スマホ等に給電できるUSBタイプAのポートを備える

レイルST-e
軽くてメンテナンスが楽なリムブレーキを装備

ベースとなる「レイルST」は、スポーツバイクの初心者に標準となるべきクロスバイクを目指したスタンダードなモデル。テクトロ製のリムブレーキにより、前出の「レイル ディスク」以上にリーズナブルで、重量も僅かに軽い。制動力こそ油圧ディスクブレーキに及ばないものの、平坦基調の街中や郊外を走る分に大きな差異はなく、メンテナンスも簡便となる。レイル ディスクe同様、駐輪に便利なキックスタンドを標準で装備。

レイルST-e

レイルST-e
価格:19万8000円

[サイズ]400、440、480㎜
[カラー]マットブラック、マットスレートブルー、ソリッドホワイト
[フレーム]アルミニウム
[フォーク]アルミニウム
[ドライブユニット]センター取り付け式250W
[コンポーネント]シマノ・アルタス(8S)
[タイヤ]イノーバ・IA2406(700×32C)
[重量]15.95kg(440mm)
[航続距離]〜100km

先進の機能が盛りだくさんのSmaChariとは?

ホンダの新事業創出プログラムにより考案された自転車に取り付けるドライブユニットと、それに連動するスマホアプリにより様々な自転車を電動アシスト化・コネクテッド化できるサービスで、以下に示したような多彩な機能を誇っている。

アシストパワーのイメージ
アシスト比のグラフ
走り出しや上り坂などではパワーレベルを上げ、徐行したいときはパワーとレスポンスを下げるなど、走行中のあらゆる場面で最適なアシストを自動的に制御するAIモードを搭載
アシストのレスポンス
ペダルを踏んだ瞬間の力強いアシストから唐突な飛び出し感のない優しいアシストまで、レスポンスを4段階で調整できる
アシスト設定
AI制御のON/OFF設定のほか、パワーレベルやレスポンスレベルの任意設定も可能


 
走行記録
走ったルートや走り方が記録に残るので、走行後に詳細を解析することもできる
走行情報
地図と速度などの走行情報を、分かりやすく一画面内に表示。地図にはホンダのデータベースから、自動車が急ブレーキをかけた頻度の多い箇所をピックアップしたものを表示して注意を喚起する
コネクテッド機能
フレンド登録や利用車両の切替など、様々なコネクテッド機能を活用できる。フレンドの登録は3人まで可能

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