キャノンデールから新登場のeミニベロ「コンパクトネオ」を試乗

キャノンデールから新登場のeミニベロ「コンパクトネオ」を試乗

アメリカのスポーツ自転車ブランド、キャノンデール(cannondale)から新登場のミニベロ(小径車)タイプのeバイク(電動アシスト自転車)「コンパクトネオ(Compact Neo)」を紹介するとともに、試乗してみた感想をお届けしよう。

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コンパクトネオの特徴

コンパクトネオのバッテリー
一見するとeバイクだと分からないほどスタイリッシュな外見。バッテリーは車体にすっきりと内蔵されている。容量は250Wh
コンパクトネオのドライブユニット
電動アシストを行うドライブユニットは、後輪の軸に組み込まれている。なおアシストモードは3つで、最大アシスト距離は60kmだ
コンパクトネオ最大の特徴
最大の特徴はハンドルとペダルを折り畳むことができ、幅をコンパクトにすることができる点だ。駐輪したり家の中に入れて保管するときに省スペース化ができる。ハンドルを折り畳むときはレバーを引けばよく、ステムと呼ばれるハンドルの付け根部分に装着されている
フロントライトとテールランプの両方を初期装備
フロントライトとテールランプの両方を初期装備している。テールランプはリヤキャリヤに取り付けられている
コンパクトネオのタイヤ
タイヤは2.35インチ幅(約5.9cm)で太め。さらに独特のブロックパターンとなっている。ホイール径は20インチを採用
リヤキャリヤを初期装備
リヤキャリヤを初期装備しており、市販のバスケットを取り付けるための部品も搭載している。最大25kgまでの荷物を載せることが可能だ

コンパクトネオ試乗レビュー

コンパクトネオ試乗
編集部員が試乗してみた

まず、ミニベロとは思えないほどのハンドリングの安定感が印象的だ。どうしても車輪径の小さなミニベロは設計上ハンドリングが不安定になりがちだが、その点を克服しているのは大きな価値だと思う。

かといって走りがかったるいかといえばそうではなく、キビキビと軽やかに走ってくれる。安定感とキビキビとした走りをミニベロで両立できているのは魅力的だ。

また太めで独特のブロックパターンのタイヤの感触も良く、乗り心地が良い一方で転がりが軽く、そしてグリップも高いと感じる。このタイヤが先述の安定感にも貢献しているのだろう。

アシストは強力にガツンと効くタイプではないが、低速時と坂道でしっかりと後押してくれる印象があった。

ハンドルとペダルを折り畳んで幅をコンパクトにできる機能も非常に便利だと感じた。駐輪場に停めるときに隣の自転車にぶつかりにくく、また家の中など建物内に入れる場合で玄関を通すときやエレベーターに入れるときがとてもスムーズで楽だった。

コンパクトで省スペース化できるうえ、走りも犠牲にしない。今までありそうでなかったeミニベロだ。荷物もたくさん詰めるので、日々の通勤や市街地の移動で大活躍してくれる一台と言えるだろう。価格も税込で30万円を切っており、とってもリーズナブル。みなさん、これは狙い目ですよ。

キャノンデール・コンパクトネオ
キャノンデール・コンパクトネオ 価格:29万円(税込) カラー:2カラー展開 サイズ:ワンサイズのみ(適応身長140cm〜185cm) 実測重量:18.5kg

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