シマノの新型コンポ「キューズ」。オートマ変速とABSを搭載

シマノの新型コンポ「キューズ」。オートマ変速とABSを搭載

ヨーロッパ最大級の自転車ショー「ユーロバイク」が7月13日から開催されている。会場内のシマノブースでは、eバイク関連の新製品が発表された。

CUES(キューズ)、トレッキングバイク向け新型コンポーネント

それが、キューズという名前のトレッキングバイク用コンポーネントだ。特徴は「オートシフト」と「ABS」の搭載である。「オートシフト」は車のATに似た機能で、サイクリストはただペダルを漕いでいれば、あとは自転車が自動で変速してくれる。これまでも、同社のハブ内装変速機「ネクサス」に搭載されていた機能に近いが、ギヤと変速機が外装のモデルでも実現した。

シマノキュースリヤディレーラー
キューズの変速機。リヤの段数は11速と10速がある

フロントブレーキにはABSを搭載

シマノキュースABS

フロントブレーキには、シマノ初となる ABSを搭載。「ブルーブレーキ」と共同開発したもので、トレッキングバイクやカーゴバイク向けシステムである。欧州市場では、トレッキングバイクが日常の足として使われていて、ユーザー層はスポーツバイクの愛好者以外にも広がっている。そこで、フロントをロックさせないより安全なシステムABSの搭載が求められたとのこと。
また、カーゴバイクも普及しており、ホイールベースの長さ故、フロントのブレーキ感覚がつかみにく、フロントをロックしてしまい転倒することがあるため、やはりABSの搭載がのぞまれたといういう。2023年に向けて販売を予定している。

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