メイトバイク・メイトシティ 街乗り向け折り畳みeバイク

デンマーク・コペンハーゲン発のeバイクブランドであるMATE. BIKE (メイトバイク)から、名前どおり街乗りに特化した折り畳みの「MATE CITY (メイトシティ)」が発売された。

メイトシティ

メイトバイクの最初のモデルである「メイトX」との最大の違いはタイヤだ。メイトXが20×4インチの幅の広いファットバイク用タイヤを装着しているのに対し、メイトシティはタイヤ幅を1.5インチにして小回り性能を上げている。

メイトシティのフロントタイヤ
メイトシティのタイヤは20×1.5インチ。メイトXと同様にフロントサスペンションを装備する

また、小柄な女性でも乗りやすいようコンパクトにデザインされ、重量もメイトXの28.5kgから21.5kgへと軽量化されている。

ハンドル、サドル、フレームの3ステップで簡単に折り畳める点や前後のサスペンション、内蔵バッテリーといった特徴はメイトXと同様だ。

メイトシティ
レバーを起こせばフレームを折り畳めるようになる
メイトシティを折り畳んだ状態
バッテリーは取り外すことができる
メイトシティの充電器
充電器の端子は特殊な形
メイトシティのドライブユニット
ドライブユニットは後輪にある
メイトシティのリヤディレーラー
シマノ・アルタスの7段変速
メイトシティのペダル
ペダルも折り畳み式
メイトシティのスイッチ
ハンドルの左側にあるスイッチで、アシストレベルやディスプレイ表示の切り替えができる
メイトシティのバッテリー内蔵部
バッテリーはフレームの折り畳む部分に内蔵される
メイトシティ
フレームの折りたたむ部分に充電器を差し込む
メイトシティの充電器
一般家庭のコンセントから充電できる
メイトシティのリヤサスペンション
リヤにもサスペンションを装備
メイトシティのブレーキ
ブレーキは機械式ディスク
メイトシティのフロントライト
オプションでフロントライトも付けられる
ハンドルの中央にはカラーディスプレイを装備。左下にアシストレベルが表示されるほか、走行距離、バッテリーの消耗、スピードなどが分かる

最大アシスト距離80kmのメイトシティと120kmのメイトシティ+の2モデル展開で、東京・恵比寿にあるフラッグシップストアのメイトバイクトウキョウと公式サイトで販売される。

メイトバイクトウキョウ
カフェスペースでコーヒーなども飲めるメイトバイクトウキョウ(東京都渋谷区東3-25-7)

MATE CITYMATE CITY
価格:27万5000円(メイトシティ)、31万9000円(メイトシティ+)
モーター:250W
ディスクブレーキ:機械式
ギヤ:シマノ製7段変速
速度上限:時速24.0km
バッテリー:サムスン、パナソニック、LG
バッテリー出力:36V 13H(メイトシティ)、36V 17H(メイトシティ+)
重量(バッテリーを含む):21.5kg
サイズ:高さ108cm、長さ160cm、幅57cm (通常時)/高さ68cm、長さ90cm、幅40cm(折り畳み時)

インプレッション

メイトシティ試乗

フラッグシップストアがある恵比寿駅周辺から短い距離だが試乗する時間があったので、メイトシティ+の走りをチェックしてみた。アシストユニットがリヤホイールに内蔵されているタイプなので、BBに搭載されているモデルよりもパワーの出方はやや大味だ。
じわじわっとアシストが始まるというよりは、ペダリングからワンテンポ遅れてドッカーンとパワーを出す。ただ、これにも理由があり、「ペダルを漕いだ一漕ぎめからアシストパワーが出てしまうと、バイクが扱いずらくなってしまう。あえてワンテンポ遅らせるようにセッティングしている」ということだった。

アシストモードは五段階と細かく設定でき、モード5はかなりのハイパワーで荷物が多くても十分すぎるくらいのパワーで走りをアシストしてくれるだろう。バッテリーがフレーム内蔵ながら、充電時にはフレーム内部から引き抜いて、バッテリーのみを持ち運べるのはいい。集合住宅に住んでいるユーザーにとっては電源の確保が問題になるが、バッテリーを外せれば解決できるからだ。

他社のeバイクにはないようなカラー展開や、無骨なフレーム、ホイールサイズをBMXなどと同じ20インチにするなどスタイリッシュに仕上げているバイクだ。

スポーツ性能、走行性能重視ではなく、街中を楽に自分のスタイルで移動したいというコミューター需要を満たすモデルといえる。(中島丈博)

新ウェブコンテンツ「メイトピープル」

メイトバイクの公式ブランドサイトで、新しいコンテンツ「MATE PEOPLE(メイトピープル)」が公開された。ブランドが掲げるマニフェストに共感するさまざまな人が登場し、100年後の未来のために考えるメイトバイクの理念や価値観、これからの時代を生きるために必要なメッセージを発信する。最初に登場するのは、俳優をはじめ経営者や編集長、親として多彩な顔を持つMEGUMIさんだ。

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