デュアルサスペンション搭載のフラッグシップeMTB!
パナソニックサイクルテックは、 2019年3月1日(金)に、eバイク「X シリーズ」のフラッグシップMTB「XM-D2(エックスエムデーツー)」を100台限定で発売する。
同社がこれまで発売し好調な売上を見せる「XM-1」、そしてその上位モデルである「XM-2」に続き送り出されるのは、リヤにもサスペンションユニットを備えた本格的なダブルサスペンション構造のeMTBだ。オフロードの大きなギャップを乗り越えやすく、路面追従性が高まり快適な走行が可能になり、オフロードに慣れていない人でも楽しさを体験できるのが最大のメリットだ。フロントにはSRサンツアー製のトラベル量160mmのフォーク、リヤはロックショックス製でスレッシュホールド機構が付くため、オンオフの走りに応じてペダリングのロスを軽減できる。
また、同社オリジナルのドライブユニットによるアシストは内装二段変速を搭載していることで、日本のダートコース特有な多彩な地形に対しても細かく対応できるようになる。リヤ変速のシマノ・SLX10段変速と相まって、これまでMTBなどスポーツバイクに親しんできた上位ユーザーにとっても扱いやすい。
さらに、ハンドル幅を740mmに広げ、タイヤには高いエアボリュームの27.5×2.8HEのマキシス・レーコン+を採用。前後スルーアクスルに油圧ディスクブレーキ(ローター径は前後180mm)などと、現在の本格的なMTBのパーツアッセンブルとなっている。これらのパーツはパナソニックの社内での品質管理をクリアしたものが選ばれており、それによってドロッパーシートポストなどの導入は見送られている。
バッテリーももちろん同社製の36V-12Ahのリチウムイオンバッテリーがダウンチューブに沿うように搭載される。走行距離としてはECOモードで約107km、HIGHモードでも約61kmとなる。丸一日ダートコースで遊ぶには十分な容量だ。
第一印象からインパクトが与えられるボディカラーは、光源や角度によって見え方が変わる特別限定色の「スペースブルー」を採用され、まさにフラッグシップモデル然の出で立ちだ。
XM-D2が発表された場は、東京都稲城市のスマイルパークということもあり本格的なダートコースにて試乗会が開催された。
同時に用意されたXM-1やXM-2と比較しつつXM-D2をテストライドすると、車重自体はリヤサスの追加によって増加しているものの、一度走り出せば路面への安定感の大幅な向上から、取り回しに不便を感じることはなかった。
ユニークなのが、上り返しで踏み混んだ際のドライブユニットによるアシストだ。電動アシストと言えども自分の足で漕がなくてはならないのがeバイクだが、このリヤサスの追加によって、より路面に対してトルクをかけることができることから、ダイレクトでより強力なアシスト感を得る。長いアップダウンのあるダートコースや、長時間ガレ場を走る場合には、この恩恵は大きいだろう。
XM-D2発表会にて、登壇したパナソニックサイクルテック取締役の谷澤孝欣氏は
「現在海外で急成長している流れを受け、国内でもより需要の増加が見込まれているeバイク市場ですが、今回のXM-D2の発表によってハイエンドモデルのラインナップの拡充することとなります。XM-D2はそのフラッグシップとして、ユーザーにとってあこがれ感のある存在となることで、よりeバイクの市場を創出し、またそれとともに遊び方やイベントなどのコトを提案してきたいと考えています。」と語った。
「XM-D2」
タイヤ:27.5×2.8HE
重量:26.2㎏
寸法:全長/1895mm、全幅750mm
変速機:内装2段(前)×外装10段(後) = 20段変速
カラー:スペースブルー
走行距離:HIGHモード/約61km、AUTOモード/約75km、ECOモード/約107km
バッテリー:リチウムイオンバッテリー
バッテリー容量:36V-12Ah(25.2V換算値/17.1Ah相当)
充電時間:約4.5時間
価格:60万円(税抜)
発売日:2019年3月1日(金)
パナソニックサイクルテック https://cycle.panasonic.com/products/ewmd/