eバイクのパイオニアであるヤマハ発動機は、2023年10月に開催される「ジャパンモビリティショー2023(JMC2023)」にて新たなeバイクのコンセプトモデルを発表した。
本気で遊ぶDHバイク「Y-00Z MTB」
日本の油圧サスペンションメーカー、カヤバ(KYB)のサスを前後に搭載した、ヤマハの本格ダウンヒル(DH)eバイク。注目はフロントにパワーステアリングを搭載している点で、これによってガレ場での下りの際にハンドルが振られるような状況や、高速のコーナーでのハンドルの切り込みを、逆方向へステアリングアシストをすることで、よりバイクの挙動を安定させることができる。その他にもABSやリヤ内装9段ハブを搭載し、DHバイクに電動アシストが付くという点を最大限に活かしたアッセンブルとなる。
グラベルツアラー「Y-01W AWD」
センタードライブに加えて、フロントハブモーターを追加することで両輪駆動となったアドベンチャーeバイク。500Whのバッテリーを2本搭載、合計1000Whの大容量バッテリーとともに、フレームのトライアングルと一体となったストレージや、バイクパッキングしやすいキャリア、そしてハンドルのラインに続くようなDHバーなど、ロングツアラーとしての性能を獲得。29インチかつ太幅のタイヤを履き、前輪のアシストによって、急登坂時にも安定しつつグイグイと上ることができるので、グラベル(未舗装路)を含むあらゆる地形を走破することができるモデルに仕上がっている。