香川県の琴平バスが電動リフト付きサイクルバスを開発 eバイクの搭載も容易

香川県の琴平バスが、自転車を客室内にそのまま積載できる電動リフト付きサイクルバスを開発した。電動リフトを備えることで、重量があるeバイクも簡単に搭載できる。

ブリーズ・ボヤージの車内

サイクルバス「Breeze Voyage(ブリーズ・ボヤージ)」は、琴平バスが所有する電動リフト付きバスを改造し、客室内に自転車をそのまま積める仕様にしたもの。同社の発案により車体メーカーに特注して製作した。

車内中央部に自転車の配置スペースが設けられ、最大12台まで車体をそのまま固定できる。また、トランクには車輪を外して8台が収納できるため、合計で最大20台までの収納が可能。

乗車定員は21人で、後方席のレイアウトをサロンスタイルに変更することもできる。集合場所からスタート地点までの移動、ツアー中に伴走車としてサポート、ゴール地点からの回送など、いろいろなパターンでの利用が可能。行き、帰りのバス車内では、みんなで会話を楽しみながらゆったりと楽しい時間を過ごせる。

普段は大型の観光バスとして運行し、ニーズに合わせて、リフト付き福祉バスまたはサイクルバスとして利用する。また、このバスを活用して初心者から上級者まで、参加者のレベルに合わせて誰もが手軽にサイクリングを楽める様々なツアーも企画するという。

車両の概要
車両:日野自動車製「セレガ」
最大定員:正座席45人、自転車12台積載時定員21人

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