【eバイク試乗記2021】トレック・Allant+8

【eバイク試乗記2021】トレック・Allant+8

トップブランドらしい高い作り込みと質実剛健な走りが魅力の1台

Allantは、東京圏ならば多摩川の向こうから丸の内、近畿圏なら灘区から梅田に向かうような中長距離のコミューティングを主な用途に置いたスーパーコミューターカテゴリーのeバイクだが、驚きなのはこのバイクにはボッシュのフラッグシップユニット、パフォーマンスラインCXが搭載されていること。そのレスポンスとトルクは圧巻の一言で、軽いとは言えない車体を軽快かつスポーティーに走らせる。

フレームの設計は強靭で、エアボリュームのあるタイヤを履くので乗り心地もすこぶる快適。巡洋艦のような怒涛の走りを見せるが、そこにスポーツバイクらしいハンドリングや、基本を見失わないポジションが出ているところがさすが。アルミフルフェンダーの造り込みやステムに装着されたライトなど、まさに脱通勤列車族のためのコミューターとして最適な性能を備えている。

普段は街乗り、休みの日はクルマに積んで富士山か乗鞍。そんな使い方こそふさわしい一台。

eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
Allant+8

Allant+8
価格╱47万3000円
サイズ╱446(M)、491(L)、534(XL)㎜
カラー╱マットメタリックガンメタル
フレーム╱アルミニウム 
フォーク╱アルミニウム 
ドライブユニット╱ボッシュ・パフォーマンスCX 
コンポーネント╱シマノ・デオーレ(10S) 
タイヤ╱ボントレガー・E6ハードケースライト(27.5×2.40) 
重量╱22.75(L)㎏

eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
ドライブユニットはボッシュのパフォーマンスラインCX。これはeMTBなどに使用するラインナップのなかではもっとも強力なユニット
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
バッテリーはボッシュ製のパワーチューブ500を使用。フレームから取り外しができるので駐輪場利用でも充電に困らない
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
ボッシュ製コントローラー。サイドにもいくつかボタンがあるが日本仕様では使わない機能
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
シマノデオーレを採用する。ギヤは10速だ。車重はちょっと重めの22.75㎏となっている
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
重量のあるeバイクだがブレーキの効きにも不安がない。通勤から休日のサイクリングまでこなすとバランスが取れたeバイクだ
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
タイヤは27.5×2.40というエアボリュームのあるモノが装着される。このタイヤは乗り心地向上や走破性アップに大いに貢献している
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
小型だが明るいライトがステム部分に付いている。形状、サイズとも車体とのバランスもいいので、ハンドルまわりがスッキリしている
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
バッテリーはフレーム内に内蔵。容量もあるのである程度の距離を走るにも余裕がある。バッテリーはボッシュパワーチューブ500だ
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
幅が広く座りやすいサドルも通勤では助かるところ。また、脚の動きを妨げないような形状になっていることも座りやすさを生み出す部分
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
前後ともにアルミ製のフェンダーが装着される。そのなかでリヤフェンダーはステーの造型も凝っている。簡易的なラックとして使えそう
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
キックスタンドが装備される。こうしたコミューターバイクではキックスタンドは必須。これは荷物を積んだ状態で使っても不具合ないもの
eバイク試乗2021 トレック・Allant+8
左側に付くボッシュ製コントローラーは画面も大きくて見やすい。また、ボタンも大きいので走行中の操作がとてもやりやすい

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