リヤモーターと小型バッテリーならではの軽快な走りがポイント
高級eバイクのドライブユニットは、クランク軸を直接アシストするミッドマウント方式が多いが、このJG1はリヤハブモーターを採用。センターモータータイプより、Qファクターが狭くできる。つまり、スポーツバイクとして完成されたフレームの乗り味が得られる。アシストのレスポンスはミッドマウント式の方が機敏だが、トルクやアシスト力自体は遜色ない。グラベルロードという性格を考えると、そんなに急勾配ではない上り坂を、キャリヤに荷物を積んで淡々と上り続けるシーンが想定されるが、そういった条件ではフレームのしなりを生かした特性が味わえそうだ。
バッテリー容量的に長距離は心許ないが、オプションでサブバッテリーを買えば、専用バッグでうまくフレームに装着できる。この価格帯でカーボンフォークの採用は珍しく、衝撃吸収性とハンドリングへの影響は大きい。普段は街乗り、週末はツーリングという使い方に最適な一台。

JG1
価格:36万9600円
サイズ╱490(S)、520(M)㎜
カラー╱オリーブドラブ
フレーム╱アルミニウム
フォーク╱カーボン
ドライブユニット╱ベスビーオリジナル
コンポーネント╱シマノ・GRX(11S)
タイヤ╱マキシス・ランブラー(700×38C)
重量╱15.8(S)/15.9(M)㎏











