フラッと出て夜の街を走る。これは楽しい
仕事から帰宅しひと息ついて、安堵感からプチ弱音的に「疲れた〜」が口からこぼれる。だけどeバイクが視界に入れば、気合い不要で「乗るか」と思えたりするものだ。
そんなeバイクだから似合う乗り方がある。それが平日夜に小一時間ほど走る「気晴らしライド」。今回はジャイアントのFAST ROAD E+で夜の都会を走ってみた。
カラカラと外の道まで押し歩き。昼間はまだ暑いけど、夏も終わりに近づくと夜にはうっすらと秋の空気を感じることができる。パッとまたがり走り出す。ヤマハ製ユニットを搭載するFAST ROAD E+はアシストの強さ別に4つのドライブモードが選べるのだけど、今日はちょっと疲れているのでeバイクに頼りたい気持ち。そこで上から2番目に強い「アクティブ」を選択した。
仕事の時間が終わった都心の道路は昼とは雰囲気が大きく変わる。とはいえ都心の道路は交差点ごとに信号があるので、空いていてもストップ&ゴーの繰り返しだ。そして停止線に止まると横にクルマが並ぶのだが、クルマとの間隔は広くはない。
だから発進ではふらつかないよう漕ぎ出しに集中する場面だけど、FAST ROAD E+ならイージー。最適化されたアシスト特性が自然な感じで押し出してくれるので、安定したスタートが切れる。何気ないことかもしれないけど、こうしたプレッシャーから解放されるメリットは大きい。
また、スポーツタイプのeバイクはアベレージが速いので一定のペースで走り続けられるコースではアシストの恩恵は受けにくいが、信号が多い街中は違う。アシスト能力を断続的に生かせるのだ。
そんな感じのFAST ROAD E+での夜ライド、カラダ的も気持ち的もストレスが少ないのでちょっとだけ走るつもりがつい走りすぎてしまう。でも、気持ちいい。仕事に疲れたら、コイツでまた走ろう。
【GIANT】eBIKE INFO
GIANT FAST ROAD E+(ジャイアント ファストロード イープラス)
価格:38万5000円
日常的に使用するツアーモードで137km、エコモードであれば205kmもの走行距離を実現する大容量バッテリーを内蔵。ドライブユニットは最大トルク70N・mのヤマハ製を採用。アシストが切れた状態でも軽い走りが可能な特性。アシストセッティングはジャイアント独自で開発している。モードはエコ、ツアー、アクティブ、スポーツの4つがある。
大容量バッテリー搭載とトルクフルなモーターの組み合わせで快適に使えるeバイク。最大ケイデンスはなんと140rpmまで対応
街乗りではホントに便利なキックスタンドが標準装備。車体とマッチしていてカッコいいのもうれしい