ヤマハの電動パーソナルモビリティ「トリタウン」がデザイン賞を初受賞

 ヤマハの電動パーソナルモビリティのコンセプトモデル「TRITOWN(トリタウン)」が、ドイツのデザイン賞である「German Design Award 2021」のエクセレントプロダクトデザイン部門で優秀賞にあたる「Winner」を受賞した。トリタウンのデザイン賞受賞は初めてのことだ。

トリタウン
ヤマハ・トリタウン

トリタウンは、LMW(Leaning Multi Wheel/モーターサイクルのように傾斜して旋回する3輪以上の車両の総称)機構を備えたフロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティ。ライダー自身のバランスコントロールによって姿勢制御を行うシンプルな機構で、ラストワンマイルの移動を楽しくする。人が乗ることで生まれるマシンとの美しい一体感がデザインの特徴。自然界に存在する形や構造にインスパイアされたBiomimicry(=生体模写)というデザインアプローチにより、よりコンパクトで軽く、かつ強度の高い車体を実現した。バッテリーやコンポーネントも小さくスタイリッシュなパッケージにまとめている。
軽く小さな車体と簡単操作で幅広い人々の利用が可能なことから、国内のレジャー施設や公園等で有用性や集客性、商品性等を検証する実証実験が進められている。

German Design Awardは、すでに優れたデザインとして一定の評価を受けている世界各国の作品の中からドイツデザイン協議会が参加作品を推薦し、その推薦を受けて初めて応募できる国際的に権威のあるデザイン賞だ。

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