こういうイベントを待っていた!
eバイクが今よりもっと流行るために「あったらいいな」と思っていたのが、オーナーミーティングやオフ会と言ったeバイク乗りの集まりだ。みんなでサイクリングをするのもいいけど、もっとまったりとオーナー同士が会話をし、交流できる時間が欲しいのだ。そう思っていたところに入ってきたのが代官山モトベロとBESV JAPANによる「BESV PSシリーズ オーナーミーティング」開催情報だった。
主催するモトベロに開催理由を聞いたところ「BESVのPSシリーズは2015年から導入される人気車種ながら、オーナー同士で交流できる場がないことが気になっていました。そこで企画したのがオーナーズミーティングです。PSシリーズのオーナー同士が集まり、考え方やアイデアを共有することでサイクリングライフがもっと楽しいものになればと思っています」とのこと。とはいえ、今回が初開催なので、参加者が来てくれるか不安だったそうだ。しかも当日は開始時間前に雨が降ってしまったので「誰も来ないかも」と諦めムードも出ていたが、それでも4名のPSシリーズオーナーが来てくれた。これは本当にうれしい!
PSシリーズは2015年から日本に導入されている20インチタイヤを履くミニベロeバイク。グレードは3つ。カーボンフレームのPS1、アルミフレーム+フロントサス付きのPSA1、そして折りたたみができるPSF1で、どのモデルもリアサス機構が標準装備となっている。
ドライブユニットやバッテリーも各モデル共通で、アシストモードは3つ+スマートモードの4通り。最大走行距離は100km/83km/70kmとなっている。モードなどを表示するディスプレイは小型フルカラー液晶が採用されていて質感も高いeバイクだ。
折りたたみができるPSF1の機動性を満喫
道上 誠さん(PSF1)
ここから参加してくれたオーナーさんを順に紹介していこう。まず最初はPSF1に乗る道上さんだ。道上さんは2020年7月頃にPSF1を購入しているが、それまで自転車に乗る趣味はなかったそうだが、あるときレンタルでeバイクを借りて見たところ気に入って購入を決めたという。PSF1で気に入っているポイントをうかがうと「アシストがあり、折りたたみができること」とのこと。ちなみに輪行を組み合わせてあちこちにサイクリングに出かけているそうで、富士スバルラインを利用しての富士山五合目まで登っているという。なお、富士山アタック時は電費を気にして「エコモード」で走行。アシスト力に不足はなく、バッテリーも持ったとのことだった。
ハイレベルなカスタムPS1登場
まるた父さん(PS1)
「街乗りで楽しく乗れること」を目指してDIYでのカスタムが施されたPS1。まず、目を引くのがフロントフォーク。何本か試していたが現在はサンツアー製を装着する。700C用なので車高が上がるがそれがクルマで言うところのSUV的な印象になっている。フロントの車高にあわせてリヤサスも交換されている。また、タイヤを20×2.00へサイズアップすることで、腰高になったフォルムとのバランスを取っていた(ホイールはノーマル)。モトベロスタッフが試乗させてもらっていたが、感想は「軽快で乗りやすい」とのこと。そのほか数多くのアイデアが盛り込まれていたこのPS1、機会を作ってジックリ紹介したい1台だ。
都内の通勤で使用するストリートカスタム
瀧井真一郎さん(PSA1)
以前からPSシリーズに乗っていたが、先日、盗難に合ってしまったそうで買い直した車両で参加。購入店は代官山モトベロだ。お店のご近所にお住まいで、ふだんは買い物や往復で10kmくらいの通勤で使用しているという。カスタムはサドル、ペダル、そしてタイヤ。とくに印象的なタイヤはマキシス・ホーリーローラーで、サイズは20×1.95だ。PSシリーズのフレームデザインは都会的でもあるが、こうしたオフ用タイヤと組み合わせてもよく似合う。瀧井さんのPSA1はカラーがマットブラックなのでさらにタフな感じも出ているが、蛍光色のフラットペダルをあわせることでストリートっぽい仕上がりになっている。カッコいいカスタムのお手本的な1台。
乗り味のよさで選んだカーボンフレームのPS1
内山孝憲さん(PS1)
カーボンフレームのPS1に乗る内山さん。購入する前はアルミフレームのPSA1と乗り比べたそうで、ご自身の感覚としてカーボンフレームのほうが乗り味がいいと感じた。PS1とPSA1では約10万円の価格の違いがあるが、その差を考えてもカーボンフレームのPS1のほうがいいと判断したそうだ。ロードバイクも持っているが、PS1は野鳥の写真撮影に行く際などで使用するという。軽くて取り回しがよく、そしてアシストもあるので野鳥撮影スポットまで気軽に乗っていけるのが気に入っているとのこと。サドルはオシリの痛み予防で交換。あと、ペダルの質感が今ひとつと感じたので高品質な三ヶ島製のペダルに交換している。