eBIKEをレンタルすることで体力のない人も安心! 阿蘇山周辺に広がる牧野を縦横無尽に走れるガイドツアーが季節を問わず開催中。特別な土地を自転車で走る楽しさを味わいに、ぜひ阿蘇を訪れよう!
presented by ASO
牧野とは……
牧野とは、牛を放牧したり、餌となる牧草を採取する野原のことで、毎年3月頭に野焼きを行ったり、家畜や動植物の保護を行いながら、長い年月をかけて地域の人々によって維持されてきた。阿蘇の放牧の歴史は古く平安時代までさかのぼるため、「千年の草原」とも呼ばれる。阿蘇特有のこの景観は、そこに暮らす人々の生活と切っても切り離せないものなのだ。そのため、牧野に立ち入るための牧野保全料が料金に含まれている。
ここでしか味わえない阿蘇の牧野ライド!
巨大カルデラの外輪山と、中央に鎮座する阿蘇五岳が日本離れした景観を織りなす熊本・阿蘇。周囲には人間の手が入ることで、何百年もの時をかけて受け継がれてきた牧野と呼ばれる草原が広がっている。
そんな阿蘇に、とても特殊な環境でeバイクの性能を存分に味わえるアクティビティがある。ふだんは立ち入ることができない地域資源の牧野に、資格を持った牧野ガイド案内のもと、自転車で走れる『牧野ガイドツアー』だ。ガイドツアーといっても、決まったルートがあるわけではない。参加者の要望に応じて、いくつかある牧野まで車で行き、自由にその牧野で遊ぶというイメージだ。
自身のMTBを持ち込んで参加することも可能だが、eバイクを現地でレンタルできるのがこのガイドツアーの魅力。動きやすい服装さえしていれば、ふだんスポーツバイクに乗り慣れていない初心者でも、旅行プランの一環として、気軽に参加できるのはうれしいポイントだ。
走りはじめてしまえば、もう説明の必要はないだろう。青空をバックに阿蘇五岳の絶景を楽しみながらの牧野ライドは「最高!」の一言。縦横無尽に斜面を滑走していると、童心に帰って時の過ぎるのも忘れてしまう。自転車仲間や家族と共に、阿蘇の大自然の真っただ中を自由に走り回ってみてはどうだろうか。きっとぜいたくな時間が待っているはずだ。
基本のプランはこんなイメージ
image1 道の駅阿蘇に集合! 今日のガイドさんと顔合わせ
ガイドツアーの一日を追ってみた。まずは『道の駅阿蘇』に午 前中に集合し、ガイドさんから走行レベルや楽しみ方などを案 内してもらう。その後、牧野へ移動するのだが、参加者は自家 用車か、レンタカーで来てもらうのが望ましい。道の駅阿蘇は 阿蘇駅に隣接した周辺地域の観光ハブになっており、各種お弁 当などもそろっているので昼の買い出しにも最適。
image2 フィールドの牧野に到着! 要望に応じた場所に連れていってくれる
今日楽しむフィールドまで車で移動したら、eBIKEの操作方法や乗り方など簡単なレクチャーを受ける。阿蘇五岳を間近に望める牧野から、ある程度長い距離を走ることができる牧野まで、牧野ガイドツアーに開放されている牧野の中から、要望にあった場所を案内してもらえる。上級者用のテクニカルな場所もあるので、自身の要望を事前に出しておこう。
ライド前には消毒を
ライド前に気をつけたいことがある。牧野にウィルスや細菌を持ち込まないために、まず石灰でタイヤや靴裏を消毒。牧野維持のための活動に、自転車乗りも積極的に協力しよう。
image3 事前のレクチャー後、牧野ライドを思いっきり楽しむ!
牧野での注意事項などのレクチャーを受けたら、あとは思うがままに走ろう。牧野は道があるわけではないので、開放されている牧野内であれば、原則はどこを走ってもOK。カヤが刈り取られて道のようになっているところは、野焼きの際に延焼を防ぐ防火帯の輪地(わち)。ちょっとしたアドバンチャー気分を味わえる。ガイドがお勧めのスポットも案内してくれるぞ。
image4 オプション タープを張って牧野でくつろぐことも
拠点の牧野を定めてその周辺で楽しむ場合は、タープなどを張って外でくつろぐオプションも。ずっと走り回って疲れたら、アウトドアチェアで休憩。コーヒーやケーキなどを持ち込めば、風を感じながら阿蘇にゆったりと浸れる時間を作れる。十分に体力回復したら、第2ラウンド。体力差がある仲間や家族とともに楽しむ場合は、この拠点のあるプランの方がお勧めだ。
image5 オプション 別の牧野へ移動して、午後も楽しむ! オプションに関しては要相談
基本は昼まででガイドツアーは終了なので行ける牧野の範囲は限られるが、1日楽しむプランも要望に応じてくれる。リピーターなら、まだ行ってみたことのない場所をプランに組み込んでもらうのもいいかも。牧野と牧野は離れているため、基本、車で移動することになるが、道をつないで長い時間走ることもできる。また、年中開催しているので、冬は雪原の牧野を走れる機会も。
INFORMATION
例:コルナゴ部長と行く牧野プライベートライド
道の駅阿蘇のホームページから、牧野ガイドツアーのサイトにいくと、各ガイドさんのプラン詳細を見ることができる。自転車ブロガーとしても有名な中尾公一さんのプラン料金は下記のようなイメージ。eBIKEは、身長150cm以上の人ならレンタルできる。ガイドのスケジュールもカレンダーでチェックできるので、気になるツアーがあれば、まずは気軽にお問い合わせを。
■MTBを持ち込む場合
料金:一人7500円(2名)、一人6500円(3名〜5名)
※料金に含まれるもの:ガイド、保険料、牧野保全料
■eBIKE(ハードテイル)をレンタルの場合(フルサスは+1000円)
料金:一人1万500円(2名)、一人9500円(3名〜5名)
※料金に含まれるもの:ガイド、eBIKE、保険料、牧野保全料
問い合わせ先:
道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)総合企画チーム
〒869-2225熊本県阿蘇市黒川1440-1
TEL:0967-35-5077
Mail:denku-k@aso-denku.jp(東谷)