自転車通勤や街乗りに最適な自転車ヘルメット4選

自転車通勤や街乗りに最適な自転車ヘルメット4選

eバイク、そしてロードバイクやクロスバイクといったスポーツ自転車で通勤・通学をしたり、あるいは普段の移動や街乗りをする人が増えている。その際、安全のために絶対必要なのはヘルメットだ。では、自転車通勤や街乗りに適したヘルメット選びのポイントとは? おすすめのアイテムは? 編集部でまとめてみた。

自転車乗車時のヘルメット着用が全年齢で努力義務へ

自転車乗車時のヘルメット着用が全年齢で努力義務へ

道路交通法の改正により、2024年4月までにヘルメットの着用努力義務が全年齢まで拡大することが決定した。今後は自転車乗車中は全ての人がヘルメットを着用するよう努力しなければならないこととなる。

法律で決まったからというだけではなく、あらゆる自転車に乗るときには、万一の転倒や事故のとき頭部を守るためヘルメット着用は必須と考えたい。

とはいえ、ヘルメットなら何でもいいというわけではない。選び方のポイントがあり、特にスポーツ自転車で通勤・通学をしたり街乗りをする場合は、それに適したヘルメットを選ぶことが大切だ。次の章のポイントから、あなたに合ったものを見つけてみてほしい。

スポーツ自転車での通勤・通学/街乗りに適したヘルメットの選び方

次の5つのポイントから選んでみてほしい。

POINT① 頭にフィットする

自転車ヘルメットはフィット感が大事

最も大切なポイントだ。どんなに高性能でかっこいいヘルメットでも、あなたの頭に合っていなければ意味がない。頭に合わないヘルメットをかぶっていると、頭が痛くて乗車に集中できなくなってしまい、逆に危険である。また、万一転倒したり事故に遭ったとき、性能を100%発揮してくれない。そもそも痛くてかぶっていられなくなるかもしれない。

自分の頭にフィットするヘルメットを選ぶためのポイントは3つ。1つ目はサイズが合っているか、2つ目はどこか一部が頭に当たり痛くなっている箇所がないか、3つ目は極端に隙間が空いている箇所がないか、だ。

POINT② 安全性の高さ

自転車通勤・通学や街乗りの場合は、交通量の多い市街地を走る場面が圧倒的に多い。その場合、より安全性を重視した製品を選んだ方が良い。ポイントとしては、頭を覆う範囲が広いタイプであったり、転倒時に頭部へのダメージを軽減してくれる機構を備えているタイプを選ぶことだ。

POINT③ さまざまな服装にマッチするデザイン

特に通勤・通学で使う場合は(もちろん街乗りでも)重視したいポイントだ。オフィスライクな服装であまりにもスポーティなデザインのヘルメットをしていると何だが浮いてしまうだろうし、駐輪時や出勤時に人の目が気になるところ。カジュアルな服装からフォーマルな服装まで、さまざまな装いにマッチするデザインのヘルメットを選んでおくのが賢い選択だ。

POINT④ バイザーが付いているとより安全

通勤・通学の場合は、ときには雨の中で走行することもある。そんなときにバイザーが付いているタイプだと、視界を良好に保ってくれる。特に雨の日の仕事帰りなど、夜に雨が降っているときはあるのとないのとでかなり視界が変わってくる。もちろん、強い日差しを遮るという点でも視界を良好にしてくれる効果がある。

POINT⑤ アーバンユースならではのプラスアルファ機能

中にはプラスアルファで通勤・通学や街乗りに便利な機能を備えたモデルもあり、そうしたものを選ぶとより便利で安全になる。

例えば後頭部にテールライトを装着できるタイプなら、後方を走る車からの被視認性がアップする。最初から付属している製品もあれば、オプション品で装着するタイプもある。

また、ヘルメットにロック(カギ)を通せる穴が空いているタイプもある。駐輪するときに自転車とヘルメットを一緒にロックしておくことができ、重宝するだろう。

編集部おすすめヘルメット〜bern WATTS 2.0 MIPS/バーン・ワッツ2.0ミップス

bern WATTS 2.0 MIPS
bern WATTS 2.0 MIPS(バーン・ワッツ2.0ミップス) 価格/1万7600円(税込) カラー/6種類 サイズ/S、M、L 写真のカラー/マットサンド 平均重量/450g(Mサイズ)

バイザー一体型ヘルメットの草分け的存在で、バーンを代表するモデルである「ワッツ」の最新作。ヘルメットとバイザーが一体となったスタイリッシュな形状で、カジュアルな服装からオフィスライクな服装までマッチする。後頭部まで広く覆う形状をしており、かつ万一の転倒の際に頭部への衝撃を軽減してくれるMIPS(ミップス)機構を搭載し、安全性にも抜かりなし。一方で通気性の高い軽量シェルを採用しており、快適なかぶり心地も実現している。

ミップス機構搭載で高い安全性を備える
ミップス機構搭載で高い安全性を備える
ヘルメット一体型のバイザーが良好な視界を確保
通気性が高い
多数のベンチレーションが設けられ通気性が高い
後頭部まで広く覆う形状が安全性と低重心化に貢献
後頭部まで広く覆う形状が安全性と低重心化に貢献

編集部おすすめヘルメット〜LAZER CityZen KinetiCore/レイザー・シティゼン キネティコア

レイザー・シティゼン キネティコア
レイザー・シティゼン キネティコア
LAZER CityZen KinetiCore/レイザー・シティゼン キネティコア 価格/6050円(税込) カラー/4種類 サイズ/M、L 写真のカラー/マットライラック

自転車で転倒するとき発生しやすい“回転衝撃”から頭部を保護する、軽量で通気性の高い独自の機構「KinetiCore(キネティコア)」を2層構造で搭載した安全性の高いヘルメット。後頭部にはスムーズに着脱可能なオプション品のテールランプを装着可能で、被視認性もアップ可能。さらに、細かな調整ができる「ターンシス」機構で高いフィット感も得られる。さまざまな服装にマッチするカジュアルなデザインも相まって、“通勤に自信を持たせてくれる”、そんなアイテムだ。

レイザー・シティゼン キネティコアの特徴1
独自の保護機構「KinetiCore」が内部に設けられている
レイザー・シティゼン キネティコアの特徴3
細かな調整ができるアジャスター機構「ターシンス」
レイザー・シティゼン キネティコアの特徴2
スムーズに着脱可能な「ユニバーサルLED」を装着可能
レイザー・シティゼン キネティコアの特徴4
前側には大きな通気口が設けられ、通気性を高めている

編集部おすすめヘルメット〜SMITH Express MIPS/スミス・エクスプレス ミップス

スミス・エクスプレス ミップス
スミス・エクスプレス ミップス
SMITH Express MIPS/スミス・エクスプレス ミップス 価格/1万5950円(税込) カラー/4種類 サイズ/S、M、L 写真のカラー/マットブラック

さまざまな種類のスポーツ自転車と服装にマッチするヘルメット。後頭部まで広く覆うデザインながら手に持って分かるほど重量が軽く、また通気性の高さと相まって、アーバンヘルメットながらロードバイク用ヘルメットのような軽やかで快適なかぶり心地がスミスらしい。バイザーはパッドと一体型で好みに応じて付け外しでき、着脱可能な専用のテールランプが初期で付属する。MIPS機構搭載で安全性にも死角なし。またネックストラップにはリフレクターが配され、こちらも安全性に貢献する。

スミス・エクスプレス ミップスの特徴2
着脱可能な専用テールランプ
スミス・エクスプレス ミップスの特徴1
パッド一体型で着脱可能なバイザー
スミス・エクスプレス ミップスの特徴4
多数の通気口が設けられ、快適性も高い
スミス・エクスプレス ミップスの特徴3
MIPS搭載で安全性が高い

編集部おすすめヘルメット〜Thousand Helmet/サウザンドヘルメット

サウザンドヘルメット
サウザンドヘルメット
Thousand helmet/サウザンドヘルメット 価格/1万2980円(税込) カラー/7種類 サイズ/S、M、L 写真のカラー/サウザンドネイビー

ミニマルなデザインで高級感のあるアーバンヘルメット。シンプルな構成ながら、かぶってみると非常に高いフィット感で快適なかぶり心地なのに驚く。ストラップは環境に優しい天然素材のヴィーガンレザーが用いられ、スタイリッシュさを演出するとともに肌に触れて心地良い。バックル部分はユニークなマグネット式で、片手でスライドさせて簡単に取り外すことができるのが特徴的だ。側面にはワイヤロックなどを通せる「ポップロック」が配され、利便性も高い。その先進的なデザインから、ロードバイクやクロスバイクはもちろん、現代的なeバイクによくマッチするヘルメットと言えるだろう。

サウザンドヘルメットの特徴1
ヴィーガンレザーストラップ
サウザンドヘルメットの特徴2
マグネット式バックル
サウザンドヘルメットの特徴3
ロック(カギ類)を通せる「ポップロック」
サウザンドヘルメットの特徴4
ベンチレーションで通気性も確保

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