YAMAHAのWABASH RT（ワバッシュRT）と共に、5月16日佐多岬をスタートした日本縦断3500キロの旅。日本各地にある18の絶景ロードを走り繋ぎ30日間での完走を目指すチャレンジ。
前回は6月2日、18日目までをお届けしました。今回はその先！ 果たして30日間でゴールできたのか!? 旅の進行を「1日1フォト」旅写真ダイジェストでお届けします。
■19日目（6月3日）
■走行距離115km
■群馬県沼田市宿泊
日本縦断のメインイベントのひとつステージ11の標高2152m渋峠へ向かっていると上空に暗い雲が…… ついに雨、カミナリが光り、さらに雹まで降ってきた。まさかの展開、決死の覚悟でペダルを踏んだ。
■20日目（6月4日）
■走行距離122km
■栃木県大田原市宿泊
当初、今日はステージ12「大弛峠」を走る予定だったが、荷物を積載した状態でのダート長距離走行は危険と判断。ステージ12を「金精峠&いろは坂」へ変更することにした。今日は晴天、金精峠、奥日光、中禅寺湖など最高の景色を堪能した。
■21日目（6月5日）
■走行距離82km
■福島県郡山市宿泊
今日はほとんど国道4号。ひたすら北上する。そんな国道4号で日本一周をしているチャリダー、ふたりと出会った。ふたりとも20代、旅とは若さの象徴。いい刺激をもらった。
■22日目（6月6日）
■走行距離81km
■宮城県白石市宿泊
2日間雨の天気予報なのでステージ13「磐梯吾妻スカイライン」は中止とした。朝から冷たい雨の中を走行。6月なのに最高気温は11度しかない。寒さと疲れから走行距離が伸びず、仙台に辿り着けなかった。
■23日目（6月7日）
■走行距離102km
■宮城県石巻市宿泊
連日の雨は気が重い。乾いたレインウェアもあっという間にびしょ濡れになった。しかし夕刻、日本三景のひとつである松島を走る頃には雨も上がり、曇空になっていた。
■24日目（6月8日）
■走行距離102km
■岩手県陸前高田市宿泊
ステージ13、東日本大地震で大きな被害を受けた「国道45号」を走る。あちこちに巨大な防波堤が作られ、崩れた建物の周辺は公園として整備。震災の傷跡と記憶が少しずつ小さくなっていることを実感した。
■25日目（6月9日）
■走行距離137km
■岩手県盛岡市宿泊
海岸を離れて岩手県の内陸部へ向かう。途中にある遠野市には、父親が眠るお墓があるので立ち寄り、手を合わせた。今日の宿泊地は盛岡市内。夜は久しぶりに盛岡名物のじゃじゃ麺を食べた。
■26日目（6月10日）
■走行距離141km
■青森県十和田市宿泊
朝は雨だったが、ステージ14「八幡平アスピーテライン」に入る頃には雲は切れ、青空まで見えるまでになった。天気と共に体力の方も回復、走行距離も延び、一気に十和田湖まで走った。
■27日目（6月11日）
■走行距離102km
■青森県八戸枯北海道苫小牧フェリー宿泊
ステージ15として新たに加えた「十和田湖&奥入瀬渓流」を走る。十和田湖は広大で、奥入瀬渓流の自然が美しかった。八戸港22時発苫小牧行きのフェリーに乗船した。
■28日目（6月12日）
■走行距離154km
■北海道富良野市宿泊
朝6時、ついに北海道上陸。当初の計画より1日遅れている。北海道の中央部を南北に縦断、道は平らで信号も少ないのでとても走りやすい。そして広い景色が気持ちいい。
■29日目（6月13日）
■走行距離146km
■北海道名寄市宿泊
ステージ16「美瑛ジェットコースターの路」の急勾配の道をeバイクで行ったり来たり。今日中に美深か音威子府まで行きたかったが、泊まれる宿がなかったため名寄止まりとなる。宗谷岬まで残り220km、さあどうなる？
■30日目（6月14日）
■走行距離228km
■北海道稚内市宿泊
1日200km以上も走れるかどうかわからないが、とにかく行けるところまで行くことにした。朝3時半に起床。4時過ぎにホテルを出る。国道40号をひたすら北上。美深、音威子府、中川……110km中間地点の天塩に着いたのは12時。思ったよりも疲れていない、この調子なら今日中に宗谷岬まで行けるかもしれない。ステージ17「サロベツ原野」を走り、最北端の町、稚内に着いたのは5時半。日没までに宗谷岬に着きたいので必死にペダルをこぐ。もちろんアシストは1番強いHIGHモード。ステージ18「宗谷丘陵の白い道」を走行中に日没。その後はちいさなライトを頼りに進んで行く。そして夜7時半、霧に霞む宗谷岬が見えてきた。総距離2700km、30日間を走り抜き、eバイクと僕はついに宗谷岬へゴールを果たした。
＊eバイク30日間日本縦断の詳しい旅レポートは、次回より8回に分けてお届けしいたしますので、お楽しみに♫
