ようやく手元にやってきたヤマハのWABASH RT(ワバッシュRT)。これからこのeバイクと長い旅を共にするのか……そう考えると自然と胸が熱くなった。前回はWABASH RTがどんなモデルなのか紹介したので、今回は出発直前なので日本縦断へ向けてのカスタマイズや装備品などを紹介する。
リヤキャリヤ
WABASH RTは元々、ロングツーリングを意識したモデルなので基本的に車両はノーマル。加えたのは荷物を積載するためのリヤキャリヤくらい。ヤマハのアクセサリーとして販売されているミノウラ・MT-800Nを装着した。大型サイズで材質はスチール、耐荷重が18kgもあるので安心して荷物を積むことができる。
サイドバッグ
リヤキャリヤの両側に防水性の高いRhinowalk(ライノウォーク)のサイドバッグ25Lを取り付けた。選んだ理由はワンタッチで脱着できること、内部と外部に収納ポケットがあること、ナイロン製生地で防水性、耐摩耗性、耐引裂傷性などに優れていること。また遠くからでも自分のeバイクだとわかるよう、レッドカラーを選んだ。
サイドスタンド
もうひとつ付けたオプションアクセサリーがサイドスタンド。サイクルラックを使うには車体が重すぎる、壁に立てかけるのもアリだが、風で倒れたり、支える壁がないこともある。日本縦断では様々なシチュエーションが考えられるので、どこでも駐車できるようにサイドスタンドを取り付けた。車重が重たくなるのはデメリットだが、eバイクなら多少の重量オーバーも電動アシストがカバーしてくれると考え、利便性と安全性を優先した。
フロントバッグ
フロントバッグはサイズが変更できる防水バックを考えていたが、実はまだ決まっていない。WABASH RT はバッテリー供給タイプのLEDランプがハンドルに付いているため、照明の妨げにならない場所にフロントバックを取り付けなければならない。ハンドルにぶら下げるようなタイプが良さそうなのだが、フロント部にケーブルがたくさんあるので、それもなかなか難しい。フロントバックはグローブやスマホ、お菓子など、小物を収納するのに便利なので使いたいが、いいものが見つからなかった場合はナシで行く予定。
ヘルメット
1年間カスクからMTB(マウンテンバイク)系まで色々試した結果、後頭部までしっかりガードされていてバイザーが付いているMTB系のヘルメットに落ち着いた。早く走ることが目的ではないのでロードバイク用はちょっと……と思っていたことや、デザイン的に好きなことから決めた。2つ持っていて鮮やかなブルーにするか、それとも落ち着いたブラックにするか思案中。最終的にどっちになるのか…お楽しみに(笑)
ウエア
観光もすれば、街や林道も走る、様々な場面を考えてカジュアルなウエアで行きたいと思っていた。そんな理由からカジュアルでありながらサイクリングウエアとしての機能性も高い、STEM DESIGN(ステムデザイン)を選んだ。今回の旅ではスポーツ性とカジュアル性を融合させた、ペダリングショーツやドライサイクルロングスリーブTシャツ。アースカラーが印象的なタフレックスウインドブレークジャケットを着用することにした。道中ではSTEM DESIGNと自前のウエアをコーデしたり、色々楽しみたいと思っている。ちなみにシューズもビンディングなし、スポーツシューズで行きます。
カメラ&サポート
動画も撮影する予定なのでGOPRO(ゴープロ)・HERO9(ヒーロー9)を準備。さらに自前のiPhone11で動画と静止画、ソニーのコンパクトカメラで静止画を撮影。またカメラマン&サポート役として「さすライダー」こと平塚さんがオートバイ(ヤマハ・セロー)で全行程同行。今後のコラムではセルフ撮影とは違う写真も見せられると思うのでお楽しみに。
ショートインプレッション
WABASH RTに日本縦断に近い装備を載せて、宮ヶ瀬ダム経由でヤビツ峠まで往復約85km走ってみた。感想は走りやすく、安定感が高いという印象が残った。これまで乗っていたYPJ-TCよりタイヤサイズが太くなったので、路面抵抗が増えてペダルが重くなるのか?と思ったが、ほとんど変わらず、いやそれどころか逆にエア量が増えたことで路面のデコボコを拾わなくなり、走行感がスムーズになった。またサスペンション付きのドロッパーシートポストが、とても有効的だと実感した。乗車前はサドルを低くしておき、こぎ始めてからレバーを操作してサドルを最適のポジションに上げる。これが便利すぎて…… クセになりそうだ(笑)。さらにサスペンションが付いているので、段差を越えるときのショックも和らげてくれる。eバイクの新たな機能として大きな魅力を感じた。
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